エラー インターフェイス内の情報

適用対象: SQL Server Azure SQL Database Azure SQL Managed Instance Azure Synapse Analytics Analytics Platform System (PDW)

OLE DB ドライバーのダウンロード

OLE DB Driver for SQL Server は、OLE DB 定義のエラー インターフェイス IErrorInfoIErrorRecords、および ISQLErrorInfo によって、一部のエラーと状態情報を報告します。

OLE DB Driver for SQL Server では、次の IErrorInfo メンバー関数がサポートされています。

メンバー関数 説明
GetDescription エラー メッセージを説明する文字列を返します。
GetGUID エラーを定義したインターフェイスの GUID を返します。
GetHelpContext サポートされていません。 常にゼロが返されます。
GetHelpFile サポートされていません。 常に NULL が返されます。
GetSource 文字列 "Microsoft OLE DB Driver for SQL Server"。

OLE DB Driver for SQL Server では、コンシューマーが使用できる、次の IErrorRecords メンバー関数がサポートされています。

メンバー関数 説明
GetBasicErrorInfo エラーに関する基本情報を ERRORINFO 構造体に設定します。 ERRORINFO 構造体には、エラーの HRESULT 戻り値およびエラーが適用されるプロバイダーとインターフェイスを特定するメンバーが含まれます。
GetCustomErrorObject ISQLErrorInfo インターフェイスと ISQLServerErrorInfo インターフェイスの参照を返します。
GetErrorInfo IErrorInfo インターフェイスの参照を返します。
GetErrorParameters OLE DB Driver for SQL Server では、GetErrorParameters 経由でコンシューマーにパラメーターを返すことはありません。
GetRecordCount 使用できるエラー レコードの数を返します。

OLE DB Driver for SQL Server では、次の ISQLErrorInfo::GetSQLInfo パラメーターがサポートされています。

パラメーター 説明
pbstrSQLState エラーの SQLSTATE 値を返します。 SQLSTATE 値は、SQL-92、ODBC と ISO SQL、および API の各仕様で定義されています。 SQL Server または OLE DB Driver for SQL Server でも、実装固有の SQLSTATE 値は定義されません。
plNativeError 該当する場合は、master.dbo.sysmessages から SQL Server のエラー番号を返します。 OLE DB Driver for SQL Server のデータ ソースの初期化の試行が成功すると、ネイティブ エラーが使用できるようになります。 この試行の前は、OLE DB Driver for SQL Server では常に 0 が返されます。

参照

エラー