DQS の参照データ サービス
適用対象: SQL Server
参照データとは、信頼されたパブリック ドメインで使用できる、またはプレミアム商用コンテンツ プロバイダーから提供される、関連または項目別のグローバル データ (エンタープライズの境界を超えるデータ) の正確で完全なセットを表します。
Data Quality Services (DQS) の参照データ サービス機能を使用すると、サード パーティ参照データ プロバイダーをサブスクライブしたり、ビジネス データを検証することで、ビジネス データを簡単にクレンジングおよび強化できます。 DQS 内から業界をリードするデータ品質サービス プロバイダーのサービスを使用して、クレンジング プロセス中にデータを標準化、修正、または強化できます。 たとえば、市外局番コードや郵便番号の一覧を参照データに対して使用して、顧客の住所を検証できます。
Reference Data Service 機能には、次の利点があります。
参照データを使用すると、参照データをサード パーティ企業で保証されているデータと比較してデータの品質を確保できます。
参照データ処理は、DQS ナレッジ ベースの構築およびデータ品質プロジェクトに組み込まれているので、包括的なデータ品質プロセスを確立できます。
Azure Marketplace から、またはサード パーティ参照データ プロバイダーから直接、参照データを使用することができます。
Azure Marketplace の参照データを使用する
DQS では、Azure Marketplace の参照データを使用して、Marketplace を通じたコンテンツ プロバイダーからの参照データ サービスの提供を有効化することができます。 Marketplace は、高品質データおよびアプリケーションの単一のマーケットプレイスと配信チャネルをクラウド サービスとして提供するマイクロソフトのサービスです。 Marketplace の詳細については、「Azure Marketplace について」(https://azuremarketplace.microsoft.com/about) を参照してください。
Marketplace と DQS のシームレスな統合により、DQS 内からのデータ品質プロジェクトに関する情報の検出、検索、および取得に関連付けられている手順が簡素化されます。 このデータは DQS から使用され、DQS ユーザーはこのデータを使用して DQS、Marketplace、および参照データ サービス プロバイダーを革新的な方法で 1 つにまとめて、データの品質を高めることができます。
DQS でクレンジング アクティビティに Marketplace の参照データを使用するには、Marketplace アカウント キーが必要です。 Marketplace アカウント キーの作成は無料です。有料のデータセットをサブスクライブする場合にのみ料金がかかります。 無料のデータセットのサブスクライブと使用には料金はかかりません。 Marketplace のアカウント キーの作成方法の詳細については、アカウントの作成に関するページ (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=212936) を参照してください。
また、DQS 内から次の Marketplace アクティビティを実行できます。
Marketplace でデータセットを参照する。
Marketplace アカウント キーを作成する。
アカウント キーやデータ プロバイダーのサブスクリプションなど、Marketplace アカウントの詳細を管理する。
これらのアクティビティは、Data Quality Client の [構成] 画面の [参照データ] タブで実行できます。
サード パーティ参照データ プロバイダーから参照データを直接使用する
インターネットに接続していないため Marketplace を使用できない場合は、DQS で組織のネットワーク内で使用できるデータ プロバイダーに直接接続することもできます。 ダイレクト オンライン サード パーティ参照データ プロバイダーの参照データを使用するには、DQS でデータ プロバイダーのレコードを作成する必要があります。
参照データを使用してデータをクレンジングする方法
参照データを使用した DQS でのデータのクレンジングには、次の 3 つの手順が含まれます。
DQS で参照データ プロバイダーの詳細を構成する: DQS で参照データを使用する前に、DQS で参照データ サービスの詳細を構成する必要があります。
Marketplace を使用している場合は、有効な Marketplace アカウント キーを指定し、Marketplace で Data Quality Services データ カテゴリを参照して、必要なプロバイダーをサブスクライブします。
ダイレクト オンライン参照データ プロバイダーを使用する場合は、ダイレクト参照データ プロバイダーを DQS に追加してから使用する必要があります。
DQS での参照データ プロバイダーの詳細の構成は、1 つのデータ プロバイダーに対して 1 回だけ実行するアクティビティです。 DQS 管理者だけが、DQS で参照データ設定を構成できます。
ナレッジ ベースのドメインまたは複合ドメインを参照データ サービスにマップする: 手順 1. でサブスクライブまたは追加された適切な参照データ サービスに、ドメインまたは複合ドメインをマップします。
データ品質プロジェクトでマップされたドメインをクレンジング アクティビティに使用する: クレンジング アクティビティのデータ品質プロジェクトを作成しているときに、手順 2. で参照データ サービスにマップされたドメインまたは複合ドメインを含むナレッジ ベースを選択し、クレンジング アクティビティを実行します。
Related Tasks
タスクの説明 | トピック |
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Marketplace またはダイレクト オンライン サード パーティ データ プロバイダーの参照データ サービスを使用するように DQS を構成する方法を説明します。 | 参照データを使用するように DQS を構成する |
ナレッジ ベースのドメインまたは複合ドメインを参照データ サービスにマップする方法を説明します。 | 参照データにドメインまたは複合ドメインをアタッチする |
参照データ サービスを使用してデータをクレンジングする方法を説明します。 | 参照データ (外部) ナレッジを使用してデータをクレンジングする |