データベース エンジン サービスの管理

適用対象: SQL Server

SQL Server は、オペレーティング システム上でサービスとして実行されます。 サービスとは、システムのバックグラウンドで実行されるアプリケーションの一種です。 通常は、Web サーバー、イベント ログ、ファイル サーバーなど、オペレーティング システムの中核的な機能をサービスによって提供します。 サービスは、コンピューターのデスクトップにユーザー インターフェイスを表示することなく実行できます。 SQL Server データベース エンジン、SQL Server エージェント、およびその他のいくつかの SQL Server コンポーネントは、サービスとして実行されます。 これらのサービスは、オペレーティング システムの起動時に開始されるのが一般的です。 これはセットアップ時に指定された内容によって異なります。一部のサービスはデフォルトでは開始されません。 ここでは、SQL Server の各種サービスの管理について説明します。 SQL Server のインスタンスにログインする前に、SQL Server のインスタンスを開始、停止、一時停止、再開、および再起動する方法を知っておく必要があります。 ログイン後には、サーバーの管理やデータベースに対するクエリなどのタスクを実行することができます。

SQL Server サービスを使用する

SQL Server データベース エンジンのインスタンスを開始すると、SQL Server サービスも開始されます。 SQL Server サービスを開始すると、ユーザーはサーバーに対する新しい接続を確立できるようになります。 SQL Server サービスの開始と終了は、ローカルまたはリモートからサービスとして行うことができます。 SQL Server サービスは、デフォルトのインスタンスの場合は SQL Server (MSSQLSERVER)、名前付きインスタンスの場合は MSSQL$<instancename> と呼ばれます。

SQL Server 構成マネージャーを使用する

SQL Server 構成マネージャーを使用して、SQL Server の各種サービスを停止、開始、または一時停止できます。

Note

SQL Server 構成マネージャーは、SQL Server 2000 (8.x) サービスを管理できません。

SQL Server 構成マネージャーを使用して、選択したサービスのプロパティを参照することもできます。 SQL Server 構成マネージャーは、MMC ( Microsoft 管理コンソール) スナップインです。 MMC およびスナップインの動作の詳細については、Windows ヘルプを参照してください。

[スタート] メニューで、[すべてのプログラム][Microsoft SQL Server][構成ツール] の順にポイントして、[SQL Server 構成マネージャー] を選択します。

SQL Server 構成マネージャーは Microsoft 管理コンソール プログラムのスナップインであり、スタンドアロン プログラムではないため、新しいバージョンの Windows では、SQL Server 構成マネージャーはアプリケーションとして表示されません。

オペレーティング システム 詳細
Windows 10 および Windows 11 SQL Server 構成マネージャー を開くには、スタート ページで「SQLServerManager16.msc」 (SQL Server 2022 (16.x) の場合) と入力します。 他のバージョンの SQL Server の場合、16 を適切な数値に置き換えます。 SQLServerManager16.msc を選択すると、Configuration Manager が開きます。 スタート画面やタスク バーに Configuration Manager をピン留めするには、SQLServerManager16.msc を右クリックして、[ファイルの場所を開く] を選択します。 Windows のエクスプローラーで、SQLServerManager16.msc を右クリックして、[スタート画面にピン留めする] または [タスクバーにピン留めする] を選択します。
Windows 8 SQL Server 構成マネージャーを開くには、検索チャームの [アプリ] で「SQLServerManager<version>.msc」(SQLServerManager16.msc など) と入力し、Enter キーを押します。

サービスを管理する