SSIS パッケージ アップグレード ウィザードの F1 ヘルプ

適用対象: SQL Server Azure Data Factory の SSIS 統合ランタイム

SSIS パッケージ アップグレード ウィザードを使用して、以前のバージョンの SQL Server で作成されたパッケージを、現在のリリースの SQL Server Integration Services のパッケージ形式にアップグレードします。

SSIS パッケージ アップグレード ウィザードを実行するには

SSIS アップグレード ウィザード

Options

[次回からこのページを表示しない]
次回ウィザードを起動するときに、このようこそページをスキップします。

[ソースの場所を選択] ページ

[ソースの場所を選択] ページを使用すると、パッケージのアップグレード元を指定できます。

注意

このページは、 SSIS パッケージ アップグレード ウィザードを SQL Server Management Studio またはコマンド プロンプトから実行した場合にのみ使用できます。

静的オプション

[パッケージ ソース]
アップグレードするパッケージが格納されている場所を選択します。 このオプションには、次の表に示す値があります。

説明
ファイル システム アップグレードするパッケージがローカル コンピューター上のフォルダーにあることを示します。

パッケージをアップグレードする前に元のパッケージをウィザードでバックアップするには、元のパッケージがファイル システムに格納されている必要があります。 詳細については、方法に関するトピックを参照してください。
[SSIS パッケージ ストア] アップグレードするパッケージがパッケージ ストア内にあることを示します。 パッケージ ストアは、Integration Services サービスが管理するファイル システム フォルダーのセットで構成されます。 詳細については、「パッケージの管理 (SSIS サービス)」を参照してください。

この値を選択すると、対応する パッケージ ソース 動的オプションが表示されます。
Microsoft SQL Server アップグレードするパッケージが SQL Serverの既存のインスタンス内にあることを示します。

この値を選択すると、対応する パッケージ ソース 動的オプションが表示されます。

フォルダー
アップグレードするパッケージが格納されているフォルダーの名前を入力するか、 [参照] をクリックしてフォルダーを指定します。

[参照]
アップグレードするパッケージが格納されているフォルダーを参照して指定します。

パッケージ ソース動的オプション

[パッケージ ソース] = [SSIS パッケージ ストア]

サーバー
アップグレードするパッケージが存在するサーバーの名前を入力するか、一覧からこのサーバーを選択します。

[パッケージ ソース] = [Microsoft SQL Server]

サーバー
アップグレードするパッケージが存在するサーバーの名前を入力するか、一覧からこのサーバーを選択します。

[Windows 認証を使用する]
Windows 認証を使用してサーバーに接続する場合に選択します。

[SQL Server 認証を使用する]
SQL Server 認証を使用してサーバーに接続する場合に選択します。 SQL Server 認証を使用する場合は、ユーザー名とパスワードを入力する必要があります。

ユーザー名
サーバーへの接続時に SQL Server 認証で使用するユーザー名を入力します。

パスワード
サーバーへの接続時に SQL Server 認証で使用するパスワードを入力します。

[アップグレード先の場所を選択] ページ

[アップグレード先の場所を選択] ページを使用すると、アップグレードされたパッケージの保存先を指定できます。

注意

このページは、 SSIS パッケージ アップグレード ウィザードを SQL Server Management Studio またはコマンド プロンプトから実行した場合にのみ使用できます。

静的オプション

[アップグレード元の場所に保存する]
ウィザードの [ソースの場所を選択] ページで指定した場所と同じ場所に、アップグレードされたパッケージを保存します。

元のパッケージがファイル システムに格納されている場合に、ウィザードでそれらのパッケージをバックアップするには、 [ソースの場所に保存] オプションを選択します。 詳細については、「 SSIS パッケージ アップグレード ウィザードを使用した Integration Services パッケージのアップグレード」を参照してください。

[新しいアップグレード先の場所を選択]
このページで指定したアップグレード先の場所に、アップグレードされたパッケージを保存します。

[パッケージ ソース]
アップグレード パッケージが格納される場所を指定します。 このオプションには、次の表に示す値があります。

説明
ファイル システム アップグレードされたパッケージをローカル コンピューター上のフォルダーに保存することを示します。
[SSIS パッケージ ストア] アップグレードされたパッケージを Integration Services パッケージ ストア内に保存することを示します。 パッケージ ストアは、Integration Services サービスが管理するファイル システム フォルダーのセットで構成されます。 詳細については、「パッケージの管理 (SSIS サービス)」を参照してください。

この値を選択すると、対応するパッケージ ソース動的オプションが表示されます。
Microsoft SQL Server アップグレードされたパッケージを SQL Serverの既存のインスタンスに保存することを示します。

この値を選択すると、対応する パッケージ ソース 動的オプションが表示されます。

フォルダー
アップグレードされたパッケージを保存するフォルダーの名前を入力するか、 [参照] をクリックしてフォルダーを指定します。

[参照]
アップグレードされたパッケージを保存するフォルダーを、参照して指定します。

パッケージ ソース動的オプション

[パッケージ ソース] = [SSIS パッケージ ストア]

サーバー
アップグレード パッケージを保存するサーバーの名前を入力するか、一覧からサーバーを選択します。

[パッケージ ソース] = [Microsoft SQL Server]

サーバー
アップグレード パッケージを保存するサーバーの名前を入力するか、一覧からこのサーバーを選択します。

[Windows 認証を使用する]
Windows 認証を使用してサーバーに接続する場合に選択します。

[SQL Server 認証を使用する]
SQL Server 認証を使用してサーバーに接続する場合に選択します。 SQL Server 認証を使用する場合は、ユーザー名とパスワードを入力する必要があります。

ユーザー名
サーバーへの接続時に SQL Server 認証で使用するユーザー名を入力します。

パスワード
サーバーへの接続時に SQL Server 認証で使用するパスワードを入力します。

[パッケージ管理オプションの選択] ページ

[パッケージ管理オプションの選択] ページを使用すると、パッケージのアップグレードに関するオプションを指定できます。

SSIS パッケージ アップグレード ウィザードを実行するには

Options

[接続文字列を更新して新しいプロバイダー名を使用する]
現在のリリースの Integration Servicesの次のプロバイダーの名前を使用するように、接続文字列を更新します。

  • OLE DB Provider for Analysis Services

  • SQL Server Native Client

SSIS パッケージ アップグレード ウィザードは、接続マネージャーに格納されている接続文字列だけを更新します。 Integration Services の式言語またはスクリプト タスクのコードによって動的に構築される接続文字列は更新しません。

[アップグレード パッケージの検証]
アップグレード パッケージを検証し、検証に合格したアップグレード パッケージだけを保存します。

このオプションを選択しない場合、ウィザードでアップグレード パッケージの検証が行われません。 したがって、有効なパッケージかどうかにかかわらず、すべてのアップグレード パッケージが保存されます。 ウィザードの [アップグレード先の場所を選択] ページで指定したアップグレード先に、アップグレード パッケージが保存されます。

検証を行うと、アップグレード プロセスにかかる時間が長くなります。 アップグレードに成功する可能性の高い大規模なパッケージに対しては、このオプションを選択しないことをお勧めします。

[新しいパッケージ ID を作成する]
アップグレード パッケージの新しいパッケージ ID を作成します。

[パッケージのアップグレードに失敗してもアップグレード処理を続行する]
あるパッケージをアップグレードできなかった場合に、残りのパッケージのアップグレードを SSIS パッケージ アップグレード ウィザードで続行します。

[パッケージ名の競合]
同じ名前のパッケージをウィザードで処理する方法を指定します。 このオプションには、次の表に示す値があります。

[既存のパッケージ ファイルを上書き]
既存のパッケージを同じ名前のアップグレード パッケージで置き換えます。

[アップグレード パッケージ名に数値サフィックスを追加]
アップグレード パッケージの名前に数値サフィックスを追加します。

[パッケージをアップグレードしない]
そのパッケージのアップグレードを停止し、ウィザードの完了時にエラーを表示します。

ウィザードの [アップグレード先の場所を選択] ページで [ソースの場所に保存] オプションを選択した場合は、これらのオプションを使用できません。

[構成を無視する]
パッケージのアップグレード中にパッケージ構成を読み込みません。 このオプションを選択すると、パッケージのアップグレードに必要な時間が短縮されます。

[元のパッケージをバックアップする]
ウィザードで、元のパッケージを SSISBackupFolder フォルダーにバックアップします。 元のパッケージとアップグレード済みパッケージが格納されるフォルダーに、 SSISBackupFolder サブフォルダーが作成されます。

注意

このオプションを使用できるのは、元のパッケージとアップグレード済みパッケージをファイル システム内の同一フォルダーに格納するように指定した場合だけです。

[パッケージの選択] ページ

[パッケージの選択] ページを使用すると、アップグレードするパッケージを選択できます。 このページには、ウィザードの [ソースの場所を選択] ページで指定した場所に格納されているパッケージが一覧表示されます。

Options

[既存のパッケージ名]
アップグレードする 1 つ以上のパッケージを選択します。

[アップグレード パッケージ名]
アップグレード先パッケージ名を指定するか、ウィザードによって提供される既定の名前を使用します。

注意

パッケージのアップグレード後に、アップグレード先パッケージ名を変更することもできます。 SQL Server Data Tools (SSDT) または SQL Server Management Studioでアップグレード済みのパッケージを開き、パッケージ名を変更します。

パスワード
選択したアップグレード パッケージの複号化に使用するパスワードを指定します。

[選択項目に適用]
選択したアップグレード パッケージの復号化に、指定したパスワードを適用します。

[ウィザードの完了] ページ

[ウィザードの完了] ページでは、選択したパッケージ アップグレード オプションを確認できます。 このページは、このセッションのウィザードのオプションを前に戻って変更できる、最後のウィザード ページです。

Options

オプションの概要
ウィザードで選択したアップグレード オプションを確認します。 いずれかのオプションを変更するには、 [戻る] をクリックして前のウィザード ページに戻ります。

[パッケージをアップグレードしています] ページ

[パッケージをアップグレードしています] ページでは、パッケージのアップグレードの進行状況を表示したり、アップグレード プロセスを中断したりできます。 SSIS パッケージ アップグレード ウィザードでは、選択したパッケージが 1 つずつアップグレードされます。

Options

[メッセージ] ペイン
アップグレード プロセス中に、進行状況メッセージと概要情報が表示されます。

操作
アップグレード処理で実行されるアクションを表示します。

状態
各アクションの結果を表示します。

メッセージ
各アクションによって生成されるエラー メッセージを表示します。

Stop
パッケージのアップグレードを停止します。

Report
パッケージのアップグレード結果を含むレポートの処理を選択します。

  • レポートをオンラインで表示します。

  • レポートをファイルに保存します。

  • レポートをクリップボードにコピーします。

  • レポートを電子メール メッセージとして送信します。

アップグレードしたパッケージを表示する

SQL Server データベースまたはパッケージ ストアに保存されたアップグレード済みパッケージを表示する

Management Studioのオブジェクト エクスプローラーで Integration Servicesのローカル インスタンスに接続し、 [格納されたパッケージ] ノードを展開すると、アップグレードされたパッケージが表示されます。

SQL Server Data Tools からアップグレードされたパッケージを表示する

SQL Server Data Tools (SSDT)のソリューション エクスプローラーで Integration Services のプロジェクトを開き、 [SSIS パッケージ] ノードを展開すると、アップグレードされたパッケージが表示されます。

参照

Integration Services パッケージのアップグレード