catalog.execution_component_phases
適用対象:SQL Server Azure Data Factory の SSIS 統合ランタイム
各実行フェーズでデータ フロー コンポーネントが費やした時間を表示します。
列名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
phase_stats_id | bigint | フェーズの一意識別子 (ID)。 |
execution_id | bigint | 実行のインスタンスの一意の ID。 |
package_name | nvarchar(260) | 実行中に開始された最初のパッケージの名前。 |
task_name | nvarchar (4000) | データ フロー タスクの名前。 |
subcomponent_name | nvarchar (4000) | データ フロー コンポーネントの名前。 |
phase | nvarchar(128) | 実行フェーズの名前。 |
start_time | datetimeoffset(7) | フェーズの開始時刻。 |
end_time | datetimeoffset(7) | フェーズの終了時刻。 |
execution_path | nvarchar(max) | データ フロー タスクの実行パス。 |
注釈
このビューには、Validate、Pre-Execute、Post-Execute、PrimeOutput、ProcessInput など、データ フロー コンポーネントの実行フェーズごとに 1 行表示されます。 各行には、特定の実行フェーズの開始時刻と終了時刻が表示されます。
例
次の例では、catalog.execution_component_phases ビューを使用して、特定のパッケージがすべてのフェーズで実行に費やした時間の合計 (Verbose)、およびパッケージの経過時間の合計 (total_time) を確認します。
警告
catalog.execution_component_phases ビューでは、パッケージ実行のログ記録レベルが [パフォーマンス] または [詳細] に設定されている場合のみ、この情報が表示されます。 詳細については、「 SSIS サーバーでのパッケージ実行のログ記録を有効にする」を参照してください。
use SSISDB
select package_name, task_name, subcomponent_name, execution_path,
SUM(DATEDIFF(ms,start_time,end_time)) as active_time,
DATEDIFF(ms,min(start_time), max(end_time)) as total_time
from catalog.execution_component_phases
where execution_id = 1841
group by package_name, task_name, subcomponent_name, execution_path
order by package_name, task_name, subcomponent_name, execution_path
アクセス許可
このビューには、次の権限のいずれかが必要です。
実行のインスタンスの READ 権限
ssis_admin データベース ロールのメンバーシップ
sysadmin サーバー ロールのメンバーシップ
Note
サーバー上で操作を実行する権限がある場合は、操作に関する情報を表示する権限もあります。 行レベルのセキュリティが適用されるため、表示する権限がある行のみが表示されます。