SQL Server Machine Learning Services を使用して Azure Data Studio のノートブックで Python スクリプトと R スクリプトを実行する
適用対象: SQL Server 2017 (14.x) 以降
SQL Server Machine Learning Services を使用して Azure Data Studio ノートブックで Python スクリプトと R スクリプトを実行する方法について説明します。 Azure Data Studio は、クロスプラットフォームのデータベース ツールです。
前提条件
お使いのワークステーション コンピューターに Azure Data Studio をダウンロードしてインストールします。 Azure Data Studio はクロスプラットフォームであり、Windows、macOS、Linux で実行されます。
SQL Server Machine Learning Services がインストールされ、有効になっているサーバー。 Machine Learning Services は、Windows、Linux、またはビッグ データ クラスターで使用できます。
SQL ノートブックを作成する
重要
Machine Learning Services は SQL Server の一部として実行されます。 そのため、Python カーネルではなく、SQL カーネルを使用する必要があります。
SQL ノートブックを使って、Azure Data Studio で Machine Learning Services を使用できます。 新しいノートブックを作成するには、次の手順に従います。
[ファイル] と [新しいノートブック] をクリックして、新しいノートブックを作成します。 ノートブックでは、既定で SQL カーネルが使用されます。
[アタッチ先] と [接続の変更] をクリックしします。
既存または新規の SQL Server に接続します。 次のいずれかを実行できます。
[最近の接続] または [保存された接続] で、既存の接続を選択します。
[接続の詳細] で新しい接続を作成します。 接続の詳細をお使いの SQL Server とデータベースに入力します。
Python スクリプトまたは R スクリプトを実行する
SQL ノートブックは、コード セルとテキスト セルで構成されます。 コード セルは、ストアド プロシージャ sp_execute_external_scripts を介して Python または R スクリプトを実行するために使用します。 テキスト セルを使用して、ノートブック内のコードをドキュメント化できます。
Python スクリプトを実行する
Python スクリプトを実行するには、次の手順に従います。
[+ コード] をクリックして、コード セルを追加します。
コード セルに、次のスクリプトを入力します。
EXECUTE sp_execute_external_script @language = N'Python' , @script = N' a = 1 b = 2 c = a/b d = a*b print(c, d) '
[セルの実行] (黒い丸の矢印) をクリックするか、F5 押してこの単一セルを実行します。
結果がコード セルの下に表示されます。
R スクリプトを実行する
R スクリプトを実行するには、次の手順に従います。
[+ コード] をクリックして、コード セルを追加します。
コード セルに、次のスクリプトを入力します。
EXECUTE sp_execute_external_script @language = N'R' , @script = N' a <- 1 b <- 2 c <- a/b d <- a*b print(c(c, d)) '
[セルの実行] (黒い丸の矢印) をクリックするか、F5 押してこの単一セルを実行します。
結果がコード セルの下に表示されます。