ドメインベースの属性 (マスター データ サービス)

適用対象: SQL Server - Windows のみ Azure SQL Managed Instance

マスター データ サービスでのドメイン ベースの属性とは、別のエンティティからのメンバーによって値が設定される属性です。 ドメイン ベースの属性によって、ユーザーが無効な属性値を入力することを防止できることから、ドメイン ベースの属性は制約リストと考えることもできます。 属性値を選択するには、ユーザーは一覧から選択する必要があります。

ドメイン ベースの属性の例

次の図では、Product エンティティに Subcategory というドメイン ベースの属性があります。 Subcategory 属性は Subcategory エンティティの値によって設定されます。

Subcategory エンティティには Category というドメイン ベースの属性があります。 Category 属性は Category エンティティの値によって設定されます。

複数のドメイン ベースの属性に同じエンティティを使用する

複数のエンティティのドメイン ベースの属性として同じエンティティを使用できます。 たとえば、Yes、No、および Maybe というメンバーを持つ YesNoIndicator という名前のエンティティを作成できます。 InStock というドメイン ベースの属性を作成して、YesNoIndicator エンティティをソースとして使用できます。 また、Approved という別のドメイン ベースの属性を作成し、YesNoIndicator エンティティをソースとして使用することもできます。 YesNoIndicator エンティティのメンバーのリストからユーザーによる選択を行う場合は、エンティティをドメイン ベースの属性として使用できます。

ドメイン ベースの属性による派生階層の形成

ドメイン ベースの属性のリレーションシップは、派生階層の基盤となります。 詳細については、「派生階層 (マスター データ サービス)」を参照してください。

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