階層 (マスター データ サービス)
適用対象: SQL Server - Windows のみ Azure SQL Managed Instance
マスター データ サービスでは、階層とは、次の処理に使用できるツリー構造です。
編成を目的として、類似するメンバーをグループ化する。
レポートと分析のために、メンバーを統合し集計する。
階層の内容
各階層には、1 つ以上のエンティティのメンバーが含まれます。 メンバーを追加、変更、または削除すると、すべての階層が更新されます。 これにより、すべての階層でデータの正確さが確保されます。 また、階層を使用すると、各メンバーが 1 回だけカウントされるようにすることができます。
メンバーのサブセットのグループを作成する場合は、コレクションの使用を検討してください。 詳細については、「コレクション (マスター データ サービス)」を参照してください。
階層の種類
さまざまな方法でメンバーを表示したり編成したりするために、複数の階層を作成できます。 以下を作成できます :
明示的階層と呼ばれる、単一エンティティから作成される不規則階層。 詳細については、「明示的階層 (マスター データ サービス)」を参照してください。
派生階層と呼ばれる、複数のエンティティと属性間の既存のリレーションシップに基づいて作成されるレベル ベースの階層。 詳細については、「派生階層 (マスター データ サービス)」を参照してください。
Note
階層内のすべてのメンバーは、同じモデル内に含める必要があります。
階層と分類の相違
階層は分類とは異なります。 分類ではメンバーを一度に複数の属性で編成しますが、階層ではメンバーを一度に 1 つの属性で編成します。 分類には同じメンバーを複数回含めることができますが、階層には一度しか含めることができません。
たとえば、分類には同じ自転車を 2 回含めることができます。つまり、一度は赤色という理由で、もう一度はサイズが 38 という理由で含めることができます。 階層には、自転車は一度しか含められないので、色かサイズのどちらの関連で示すかを決定する必要があります。
階層の例
次の例では、製品メンバーはサブカテゴリ メンバーごとにグループ化されます。
Related Tasks
タスクの説明 | トピック |
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明示的階層を作成する。 | 明示的階層を作成する (マスター データ サービス) |
派生階層を作成する。 | 派生階層を作成する (マスター データ サービス) |
既存の派生階層のレベルを非表示にするか、または削除する。 | 派生階層のレベルを非表示にするか削除する (マスター データ サービス) |