Axis (MDX)

指定した軸のタプルのセットを返します。

構文

  
Axis(Axis_Number)  

引数

Axis_Number
軸番号を指定する有効な数値式です。

解説

Axis 関数は、軸の 0 から始まる位置を使用して、軸上のタプルのセットを返します。 たとえば、 Axis(0) は COLUMNS 軸を返し、 Axis(1) ROWS 軸を返します。 フィルター軸では Axis 関数を使用できません。 この関数を使用すると、計算されるメンバーに、実行中のクエリのコンテキストを認識させることができます。 たとえば、ROWS 軸上で選択されたメンバーのみの合計を提供する、計算されるメンバーが必要になる場合があります。 また、この関数を使用すると、一方の軸の定義をもう一方の軸の定義に依存させることもできます。 たとえば、COLUMNS 軸の最初の項目の値に応じて ROWS 軸の内容を並べ替えます。

Note

軸は、前の軸のみを参照できます。 たとえば、 は、 Axis(0) COLUMNS 軸が評価された後 (ROW 軸や PAGE 軸など) に対して行う必要があります。

次のクエリ例は、Axis 関数の使用方法を示しています。

WITH MEMBER MEASURES.AXISDEMO AS

SETTOSTR(AXIS(1))

SELECT MEASURES.AXISDEMO ON 0,

[Date].[Calendar Year].MEMBERS ON 1

FROM [Adventure Works]

次の例では、計算されるメンバー内での Axis 関数の使用方法を示しています。

WITH MEMBER MEASURES.AXISDEMO AS

SUM(AXIS(1), [Measures].[Internet Sales Amount])

SELECT {[Measures].[Internet Sales Amount],MEASURES.AXISDEMO} ON 0,

{[Date].[Calendar Year].&[2003], [Date].[Calendar Year].&[2004]} ON 1

FROM [Adventure Works]

参照

MDX 関数リファレンス (MDX)