DataMember (MDX)

ディメンションの非リーフ メンバーに関連付けられているシステム生成データ メンバーを返します。

構文

  
Member_Expression.DataMember  

引数

Member_Expression
メンバーを 1 つ返す有効な多次元式 (MDX) 式です。

解説

この関数は、任意の階層内の非リーフ メンバーに対して動作し、 UPDATE CUBE ステートメント (MDX) コマンドを使用して、リーフ メンバーの子孫ではなく、非リーフ メンバーにデータを直接書き戻すことができます。

Note

指定したメンバーがリーフ メンバーの場合、または非リーフ メンバーにデータ メンバーが関連付けられていない場合は、指定したメンバーを返します。

次の例では、計算メジャーの DataMember 関数を使用して、個々の従業員の売上クォータを表示します。

WITH MEMBER measures.InvidualQuota AS   
([Employee].[Employees].currentmember.datamember, [Measures].[Sales Amount Quota])  
,FORMAT_STRING='Currency'  
SELECT {[Measures].[Sales Amount Quota],[Measures].InvidualQuota} ON COLUMNS,  
[Employee].[Employees].MEMBERS ON ROWS  
FROM [Adventure Works]  

参照

MDX 関数リファレンス (MDX)
MDX の主な概念 (Analysis Services)