MDX データ操作 - CREATE CELL CALCULATION

キューブ内の指定したタプル セットに対して多次元式 (MDX) 式を評価する計算を作成します。

構文

  
[WITH <CELL CALCULATION clause> Calculation_Name  
   [,WITH <CELL CALCULATION clause> Calculation_Name...n]  
CREATE CELL CALCULATION CURRENTCUBE | Cube_Name.Calculation_Name   
  
<CELL CALCULATION clause> ::=  
   FOR Set_Expression AS 'MDX_Expression'   
      [ [ CONDITION = 'Logical_Expression' ]   
    | [ DISABLED = { TRUE | FALSE } ]   
    | [ DESCRIPTION =String ]   
    | [ CALCULATION_PASS_NUMBER = Integer]   
    | [ CALCULATION_PASS_DEPTH = Integer]   
    | [ SOLVE_ORDER = Integer]   
    | [ Calculation_Name= Scalar_Expression ], ...n]  

引数

Cube_Name
キューブ名を提供する有効な文字列。

Calculation_Name
セル計算名を提供する有効な文字列。

Set_Expression
セットを返す有効な MDX 式。

String
有効な文字列値。

MDX_Expression
有効な MDX 式。

Logical_Expression
有効な MDX 論理式です。

整数
有効な整数値。

Calculation_Name
セル計算プロパティの名前を提供する有効な文字列。

Scalar_Expression
有効な MDX スカラー式です。

解説

計算セルを使用することで、クライアント アプリケーションでは、カスタム ロールアップ数式や計算されるメンバーの場合と同様に、セルのセット全体ではなく、特定のセルセットのロールアップ値を指定できます。 たとえば、{[Canada],[Time].[2000]} によって定義されるセット内のセルに、特定の式によって定義される値を入れる、といった指定が可能です。 このセットに含まれていない他のセルは、通常どおり計算されます。

Note

の Backus-Naur Form (BNF) {*(<comment> | <whitespace> | <newline>)} は、下位互換性のために として {*} 解析されます。

参照

セッション スコープの計算されるセルの作成
クエリ スコープのセル計算の作成 (MDX)
MDX でのセル計算の作成 (MDX)
セル プロパティの使用 (MDX)
FORMAT_STRING の内容 (MDX)
FORE_COLOR および BACK_COLOR の内容 (MDX)
MDX データ定義ステートメント (MDX)