ユーザーが入力した SQL ステートメント

アドホック分析を実行するアプリケーションでは、通常、ユーザーが SQL ステートメントを直接入力することもできます。 次に例を示します。

SQLCHAR *     Statement, SqlState[6], Msg[SQL_MAX_MESSAGE_LENGTH];  
SQLSMALLINT   i, MsgLen;  
SQLINTEGER    NativeError;  
SQLRETURN     rc1, rc2;  
  
// Prompt user for SQL statement.  
GetSQLStatement(Statement);  
  
// Execute the statement directly. Because it will be executed only once,  
// do not prepare it.  
rc1 = SQLExecDirect(hstmt, Statement, SQL_NTS);  
  
// Process any errors or returned information.  
if ((rc1 == SQL_ERROR) || rc1 == SQL_SUCCESS_WITH_INFO) {  
   i = 1;  
   while ((rc2 = SQLGetDiagRec(SQL_HANDLE_STMT, hstmt, i, SqlState, &NativeError,  
         Msg, sizeof(Msg), &MsgLen)) != SQL_NO_DATA) {  
      DisplayError(SqlState, NativeError, Msg, MsgLen);  
      i++;  
   }  
}  

この方法では、アプリケーションのコーディングが簡略化されます。アプリケーションは SQL ステートメントをビルドするユーザーとステートメントの有効性を確認するデータ ソースに依存します。 複雑な SQL を適切に表現するよう、グラフィカル ユーザー インターフェイスを記述するのは難しいため、ユーザーには単純なSQL ステートメント テキストの入力を求めるのが好ましいかもしれません。 ただし、この場合、ユーザーは SQL だけでなく、クエリ対象のデータ ソースのスキーマも認識する必要があります。 一部のアプリケーションでは、ユーザーが基本的な SQL ステートメントを作成できるグラフィカル ユーザー インターフェイスが提供され、ユーザーが変更できるテキスト インターフェイスも提供されます。