相互運用可能なアプリのテスト

相互運用可能なアプリケーションのテストは、良くても時間のかかる業務であり、新しいドライバーが継続的に市場に登場するため、最悪の場合は不可能です。 ただし、妥当な程度のテストが可能です。 相互運用性が制限されているか低いアプリケーションは、サポートが保証されているドライバーに対してのみテストする必要があります。 ただし、これらのドライバーに対しては完全にテストする必要があります。

高度に相互運用可能なアプリケーションは、すべてのドライバーに対して実際にテストすることはできません。 ほとんどのアプリケーション開発者が実行できる最善の方法は、少数のドライバーに対して完全にテストし、さらにいくつかのドライバーに対してはざっくりとテストすることです。 テスト対象のドライバーには、アプリケーションの市場で最も普及している DBMS の最も一般的なドライバーを含める必要があります。市場がすべての DBMS をカバーしている場合は、デスクトップ DBMS とサーバー DBMS の両方のドライバーをテストする必要があります。

ODBC アプリケーションをテストする際の問題の 1 つは、アプリケーション自体、ドライバー マネージャー、ドライバー、DBMS、場合によってはネットワーク ソフトウェアまたはゲートウェイなど、関連するコンポーネントが多いことです。 アプリケーションでは、SQLGetDiagFieldSQLGetDiagRec を介して ODBC 関数によって返されるエラー メッセージを投稿することで、エラーを追跡しやすくなります。 これらのメッセージで、エラーが発生した製造元とコンポーネントが特定されます。 詳細については、「診断」に関するページを参照してください。