ネットワーク データベース アクセス

ネットワーク経由でデータベースにアクセスするには、プログラミング インターフェイスに依存せず、その下に存在する多数のコンポーネントが必要です。 次の図は、これらのコンポーネントについて示しています。

ネットワーク経由でデータベースにアクセスするためのコンポーネント

各コンポーネントの詳細は次のとおりです:

  • プログラミング インターフェイス このセクションで前述したように、プログラミング インターフェイスには、アプリケーションによって行われた呼び出しが含まれています。 これらのインターフェイス (埋め込み SQL、SQL モジュール、および呼び出しレベルのインターフェイス) は、通常は ANSI または ISO 標準に基づいていますが、一般的に各 DBMS に固有のものです。

  • データ ストリーム プロトコル データ ストリーム プロトコルは、DBMS とそのクライアントの間で転送されるデータのストリームを記述します。 たとえば、プロトコルでは、ストリームの残りの部分に含まれる内容 (実行する SQL ステートメント、返されたエラー値、または返されたデータ) を記述するために最初のバイトが必要になる場合があります。 ストリーム内の残りのデータの形式は、このフラグによって異なります。 たとえば、エラー ストリームには、フラグ、2 バイト整数のエラー コード、2 バイト整数のエラー メッセージの長さ、およびエラー メッセージが含まれている場合があります。

    データ ストリーム プロトコルは論理プロトコルであり、基礎になるネットワークで使用されるプロトコルとは無関係です。 したがって、一般に、1 つのデータ ストリーム プロトコルをさまざまなネットワークで使用できます。 通常、データ ストリーム プロトコルは一般的に独自のものであり、特定の DBMS と連携するように最適化されています。

  • プロセス間通信メカニズム プロセス間通信 (IPC) メカニズムは、あるプロセスが別のプロセスと通信するプロセスです。 たとえば、名前付きパイプ、TCP/IP ソケット、DECnet ソケットなどがあります。 IPC メカニズムの選択は、使用されているオペレーティング システムとネットワークによって制限されます。

  • ネットワーク プロトコル ネットワーク プロトコルは、ネットワーク経由でデータ ストリームを転送するために使用されます。 これは、データ ストリーム プロトコルの実装に使用される IPC メカニズムをサポートし、ファイル転送や印刷共有などの基本的なネットワーク操作をサポートする配管と考えることができます。 ネットワーク プロトコルには、NetBEUI、TCP/IP、DECnet、SPX/IPX が含まれており、それぞれのネットワークに固有のものです。