中断された復元操作の再開 (Transact-SQL)
適用対象: SQL Server
この記事では、中断された復元操作を再開する方法について説明します。
中断された復元操作の再開
次の項目を指定して、中断された
RESTORE
ステートメントを再実行します。- 元の
RESTORE
ステートメントで使用したものと同じ句 RESTART
句。
- 元の
解説
RESTORE ... WITH RESTART
は復元プロセスを再開します。 中断された復元操作の再開オプションはありません。
ただし、RESTART
ではデータベース復旧の分析フェーズをスキップすることで時間を節約できます。ほとんどの場合、RESTART
ではデータベース ファイルを再作成する必要はありません。これにより、特にファイルの瞬時初期化 (IFI) が有効になっていない場合は、大規模なデータベースに対してかなりの時間を節約できます。
例
この例では、例の AdventureWorks2022
のデータベースを使用して、中断された復元操作を再開します。
-- Restore a full database backup of the AdventureWorks database.
RESTORE DATABASE AdventureWorks2022
FROM DISK = 'C:\Temp\AdventureWorks2022.bak';
GO
-- The restore operation halted prematurely.
-- Repeat the original RESTORE statement specifying WITH RESTART.
RESTORE DATABASE AdventureWorks2022
FROM DISK = 'C:\Temp\AdventureWorks2022.bak'
WITH RESTART;
GO