SQL Server XTP Transactions オブジェクト
適用対象: SQL サーバー
SQL Server XTP Transactions パフォーマンス オブジェクトには、SQL Server のインメモリ OLTP を含むトランザクションに関連するカウンターが含まれています。
次の表では、 SQL Server XTP トランザクション のカウンターについて説明します。
カウンタ | 説明 |
---|---|
Cascading aborts/sec | コミット依存ロールバックが原因でロールバックされたトランザクション数に関する 1 秒あたりの平均です。 |
Commit dependencies taken/sec | トランザクションにより処理されたコミット依存の数に関する 1 秒間の平均です。 |
Read-only transactions prepared/sec | コミット処理の目的で準備された読み取り専用トランザクションの数に関する 1 秒あたりの値です。 |
Save point refreshes/sec | セーブポイントが "更新" された回数に関する 1 秒あたりの平均です。 セーブポイントの更新が発生するのは、既存のセーブポイントを、トランザクションの有効期間内での現在の状態にリセットしたときです。 |
Save point rollbacks/sec | トランザクションがセーブポイントまでロールバックされた回数に関する 1 秒あたりの平均です。 |
Save points created/sec | セーブポイントが作成された回数に関する 1 秒あたりの平均です。 |
Transaction validation failure/sec | トランザクションが検証処理に失敗した回数に関する 1 秒間の平均です。 |
Transactions aborted by user/sec | トランザクションがユーザーによって中止された回数に関する 1 秒間の平均です。 |
Transactions aborted/sec | トランザクションが (ユーザーとシステムの両方によって) 中止された回数に関する 1 秒間の平均です。 |
Transactions created/sec | システム内でトランザクションが作成された回数に関する 1 秒間の平均です。 XTP トランザクションは、ディスク ベース トランザクションとは別にカウントされます (Databases:Transactions/sec に反映)。 たとえば、読み取り専用トランザクションは Transactions created/sec でカウントされますが、Databases:Transactions/sec ではカウントされません。 |
例
sys.dm_os_performance_counters の動的管理ビューで次の T-SQL クエリを使用して、このオブジェクトのクエリ パフォーマンス カウンターの確認を開始します。
SELECT * FROM sys.dm_os_performance_counters
WHERE object_name LIKE '%XTP Transactions%';