sys.sp_cdc_enable_db (Transact-SQL)
適用対象: SQL サーバー
現在のデータベースの変更データ キャプチャを有効にします。 このプロシージャは、そのデータベース内の変更データ キャプチャ (CDC) に対してテーブルを有効にする前に、データベースに対して実行する必要があります。 有効なテーブルに適用される変更データ キャプチャ レコードの挿入、更新、および削除アクティビティにより、変更の詳細を簡単に使用できるリレーショナル形式で使用できるようになります。 追跡対象のソース テーブルの列構造を反映する列情報は、変更された行に対して、ターゲット環境に変更を適用するために必要なメタデータと共にキャプチャされます。
重要
変更データ キャプチャは、SQL Server のすべてのエディションで使用できるわけではありません。 SQL Server の各エディションでサポートされる機能の一覧については、「SQL Server 2022 の各エディションとサポートされている機能」を参照してください。
構文
sys.sp_cdc_enable_db
[ ; ]
リターン コードの値
0
(成功) または 1
(失敗)。
結果セット
ありません。
解説
変更データ キャプチャは、 system データベース ディストリビューション データベースでは有効にできません。
sys.sp_cdc_enable_db
では、メタデータ テーブルや DDL トリガーなど、データベース全体のスコープを持つ変更データ キャプチャ オブジェクトが作成されます。 また、CDC スキーマと CDC データベース ユーザーを作成し、sys.databases カタログ ビューのデータベース エントリのis_cdc_enabled
列を1
に設定します。
アクセス許可
Azure SQL Managed Instance または SQL Server 上の Change Data Capture の sysadmin 固定サーバー ロールのメンバーシップが必要です。 Azure SQL Database の Change Data Capture の db_owner のメンバーシップが必要です。
例
次の例では、変更データ キャプチャを有効にします。
USE AdventureWorks2022;
GO
EXECUTE sys.sp_cdc_enable_db;
GO