CHECK 制約の作成
適用対象: SQL Server Azure SQL Database Azure SQL Managed Instance
テーブル内に CHECK 制約を作成すると、SQL Server Management Studio または Transact-SQL を使用して、1 列以上に許容可能なデータ値を指定することができます。 列の制約を追加する方法の詳細については、ALTER TABLE column_constraint に関する記事を参照してください。
詳細については、「UNIQUE 制約と CHECK 制約」を参照してください。
解説
既存の CHECK 制約に対してクエリを実行するには、sys.check_constraints システム カタログ ビューを使います。
アクセス許可
テーブルに対する ALTER
権限が必要です。
SQL Server Management Studio を使用します。
オブジェクト エクスプローラーで、CHECK 制約を追加するテーブルを展開し、[制約] を右クリックして、[新しい制約] を選択します。
[CHECK 制約] ダイアログ ボックスで、[式] フィールドを選択して、省略記号 [...] を選択します。
[CHECK 制約式] ダイアログ ボックスで、CHECK 制約の SQL 式を入力します。 たとえば、
Product
テーブルのSellEndDate
列への入力をSellStartDate
列の日付と同じか、それよりも後の日付の値またはNULL
値に限定するには、次のように入力します。SellEndDate >= SellStartDate
また、
zip
列への入力を 5 桁の数値に限定するには、次のように入力します。zip LIKE '[0-9][0-9][0-9][0-9][0-9]'
Note
数値以外の制約値は、必ず単一引用符 (
'
) で囲んでください。[OK] を選択します。
[ID] カテゴリでは、CHECK 制約の名前を変更し、制約の説明 (拡張プロパティ) を追加できます。
テーブル デザイナー のカテゴリでは、制約が適用されるタイミングを設定できます。
アクション 次のオプションから Yes
を選択してください制約を作成する前に既に存在していたデータで制約をテストする [作成または有効化するときに既存データを確認] このテーブルでレプリケーション操作が発生するたびに制約を適用する [レプリケーションに対して適用] このテーブルの行を挿入または更新するたびに制約を適用する [INSERT および UPDATE に適用] [閉じる] を選択します。
Transact-SQL の使用
オブジェクト エクスプローラーで、 データベース エンジンのインスタンスに接続します。
標準バーで、 [新しいクエリ] を選択します。
次の例をコピーしてクエリ ウィンドウに貼り付け、 [実行] を選択します。
まず、制約を作成します。
ALTER TABLE dbo.DocExc ADD ColumnD INT NULL CONSTRAINT CHK_ColumnD_DocExc CHECK ( ColumnD > 10 AND ColumnD < 50 ); GO
その制約をテストするには、最初に CHECK 制約に合格する値を追加します。
INSERT INTO dbo.DocExc (ColumnD) VALUES (49);
次に、CHECK 制約に失敗する値を追加してみます。
INSERT INTO dbo.DocExc (ColumnD) VALUES (55);