システム バージョン管理されたテンポラル テーブルを開始する
適用対象: SQL Server 2016 (13.x) 以降 Azure SQL Database Azure SQL Managed Instance
シナリオに応じて、システム バージョン管理された新しいテンポラル テーブルを作成するか、既存のテーブル スキーマにテンポラル属性を追加して既存のテーブルを変更できます。 テンポラル テーブル内のデータが変更されると、バージョン履歴がアプリケーションとエンド ユーザーに対して透過的に構築されます。 このため、テンポラル テーブルの操作では、テーブルの変更方法や最新 (現在の) データへのクエリの実行方法を変更する必要はありません。
また、テンポラル テーブルには、通常のデータの変更 やクエリ実行のほかに、拡張 Transact-SQL 構文でデータ履歴から分析情報を簡単かつ便利に取得する方法も用意されています。 すべてのシステム バージョン管理されたテーブルには履歴テーブルが割り当てられ、ユーザーには透過的です。 ただし、より多くのインデックスを作成するか、さまざまなストレージ オプションを選択することで、ワークロードのパフォーマンスまたはストレージ フットプリントを最適化できます。
次の図は、テンポラル テーブルの一般的なワークフローを示しています。
このセクションは、次の 5 つの記事に分かれています。
- システム バージョン管理されたテンポラル テーブルを作成する
- システム バージョン管理のテンポラル テーブルのデータを変更する
- システム バージョン管理されたテンポラル テーブル内のデータに対してクエリを実行する
- システム バージョン管理されたテンポラル テーブルのスキーマを変更する
- システム バージョン管理されたテンポラル テーブルでシステム バージョン管理を停止する