非決定的コンテンツ モデル
適用対象: SQL Server Azure SQL データベース Azure SQL Managed Instance
SQL Server では、オカレンス制約が 0、1、または unbounded の場合、非決定論的コンテンツ モデルが許容されます。
SQL Server 2005 (9.x) Service Pack 1 (SP1) より前のバージョンの SQL Server では、非決定論的コンテンツ モデルを含む XML スキーマは拒否されていました。
例 : 拒否される非決定的コンテンツ モデル
次の例では、非決定的コンテンツ モデルを含む XML スキーマの作成を試みています。 このコードは、 <root>
要素には 2 つの <a>
要素で構成されたシーケンスが 1 つ必要なのか、 <root>
要素にはそれぞれ <a>
要素を含む 2 つのシーケンスが必要なのかが明確ではないので失敗します。
CREATE XML SCHEMA COLLECTION MyCollection AS '
<schema xmlns="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">
<element name="root">
<complexType>
<sequence minOccurs="1" maxOccurs="2">
<element name="a" type="string" minOccurs="1" maxOccurs="2"/>
</sequence>
</complexType>
</element>
</schema>
';
GO
このスキーマは、オカレンス制約を固有の位置に移動することにより修正できます。 たとえば、親要素であるシーケンス パーティクルに制約を移動できます。
<sequence minOccurs="1" maxOccurs="4">
<element name="a" type="string" minOccurs="1" maxOccurs="1"/>
</sequence>
または、子要素に制約を移動することもできます。
<sequence minOccurs="1" maxOccurs="1">
<element name="a" type="string" minOccurs="1" maxOccurs="4"/>
</sequence>
例 : 許容される非決定的コンテンツ モデル
SQL Server 2005 (9.x) SP1 より前のバージョンの SQL Server では、次のスキーマが拒否されます。
CREATE XML SCHEMA COLLECTION MyCollection AS '
<schema xmlns="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">
<element name="root">
<complexType>
<sequence minOccurs="0" maxOccurs="unbounded">
<element name="a" type="string" minOccurs="0" maxOccurs="1"/>
<element name="b" type="string" minOccurs="1" maxOccurs="unbounded"/>
</sequence>
</complexType>
</element>
</schema>
';
GO