FOR XML での RAW モードの使用
適用対象: SQL Server Azure SQL データベース Azure SQL Managed Instance
RAW モードでは、クエリの結果セットの各行が XML 要素に変換されます。この XML 要素は、汎用識別子 <ROW> を持つか、必要に応じて要素名が付けられます。 既定では、NULL 以外の行セットの各列の値が <ROW> 要素の属性にマップされます。 FOR XML 句に ELEMENTS ディレクティブが追加されると、各列の値が <ROW> 要素のサブ要素にマップされます。 必要に応じて ELEMENTS ディレクティブと共に XSINIL オプションを指定して、xsi:nil="true"
属性を持つ要素に結果セットの NULL 列値をマップできます。
結果として生成される XML のスキーマを要求できます。 XMLDATA オプションを指定すると、インライン XDR スキーマが返されます。 XMLSCHEMA オプションを指定すると、インライン XSD スキーマが返されます。 スキーマはデータの先頭に示されます。 その結果、トップレベルの要素ごとにスキーマの名前空間参照が繰り返されます。
バイナリ データを base64 エンコード形式で返すには、BINARY BASE64 オプションを FOR XML 句に指定する必要があります。 RAW モードでは、BINARY BASE64 オプションを指定しないでバイナリ データを取得すると、エラーが発生します。
次のステップ
このセクションには、次の例が含まれています。
- 例: XML での製品モデル情報の取得
- 例 : ELEMENTS ディレクティブで XSINIL を指定する
- XMLDATA & XMLSCHEMA を使用した結果としてのスキーマの要求
- 例: バイナリ データの取得
- 例: <ROW> 要素の名前を変更する
- 例: FOR XML で生成される XML のルート要素の指定
- 例: XML 型の列のクエリ