ページ分割されたレポートで一般的に使用されるフィルター (レポート ビルダー)

適用対象: Microsoft Report Builder (SSRS) Power BI Report Builder SQL Server Data Tools の Report Designer

ページ分割されたレポートでフィルターを作成するには、1 つ以上のフィルター式を指定する必要があります。 フィルター式には、式、データ型、演算子、および値が含まれます。 ここでは、一般的に使用されるフィルターの例を示します。

注意

ページ分割されたレポートの定義ファイル (.rdl) は、Microsoft レポート ビルダー、Power BI レポート ビルダー、または SQL Server Data Tools のレポート デザイナーを使用して作成および変更できます。

フィルターの例

次の表は、さまざまなデータ型と演算子を使用するフィルター式の例を示します。 比較のスコープは、フィルターが定義されたレポート アイテムによって決まります。 たとえば、データセットに定義されたフィルターの場合、 [上位 10%] はデータセットの値の上位 10% になります。グループに定義されたフィルターの場合、 [上位 10%] はグループの値の上位 10% になります。

単純式 データ型 演算子 説明
[SUM(Quantity)] 整数 > 7 7 より大きいデータ値が含まれます。
[SUM(Quantity)] 整数 TOP N 10 上位 10 データ値が含まれます。
[SUM(Quantity)] 整数 TOP % 20 上位 20% のデータ値が含まれます。
[Sales] [テキスト] > =CDec(100) $100 より大きい System.Decimal 型 (SQL "money" データ型) のすべての値が含まれます。
[OrderDate] DateTime > 2088-01-01 2008 年 1 月 1 日から現在の日付までのすべての日付が含まれます。
[OrderDate] DateTime BETWEEN 2008-01-01

2008-02-01
2008 年 1 月 1 日から 2008 年 2 月 1 日までの日付が含まれます。
[Territory] [テキスト] LIKE *east 最後に "east" が付くすべての販売区域名。
[Territory] [テキスト] LIKE %o%th* 名前の先頭に North と South が含まれるすべての販売区域名。
=LEFT(Fields!Subcat.Value,1) [テキスト] IN B, C, T B、C、T のいずれかの文字で始まるすべてのサブカテゴリ値。

レポート パラメーターの例

次の表は、単一値か複数値のパラメーター参照を含むフィルター式の例を示します。

パラメーターのタイプ (フィルター) 式 演算子 データ型
単一値 [EmployeeID] = [@EmployeeID] Integer
MultiValue [EmployeeID] IN [@EmployeeID] Integer

参照

レポート パラメーター (レポート ビルダーおよびレポート デザイナー)
データセット フィルター、データ領域フィルター、およびグループ フィルターの追加 (レポート ビルダー)
レポートでの式の使用 (レポート ビルダーおよび SSRS)
式の例 (レポート ビルダーおよび SSRS)
式で使用されるデータ型 (レポート ビルダーおよび SSRS)