ページ分割されたレポートでの同じデータセットへの複数のデータ領域のリンク (レポート ビルダー)
適用対象: 
Microsoft レポート ビルダー (SSRS) Power BI Report Builder SQL Server Data Tools のレポート デザイナー
ページ分割されたレポートに複数のデータ領域を追加し、同じレポート データセットのデータをさまざまな形式で表示することができます。 たとえば、データをテーブルとして表示し、さらにグラフで表示することができます。 そのためには、適切なフィルター式、並べ替え式、およびグループ式として同一の式とスコープを使用する必要があります。
注意
ページ分割されたレポートの定義ファイル (.rdl) は、Microsoft レポート ビルダー、Power BI レポート ビルダー、または SQL Server Data Tools のレポート デザイナーを使用して作成および変更できます。
グラフとテーブル、またはマトリックスを使用して同じデータを表示する場合、テーブルと図形グラフ、マトリックスと面グラフ、横棒グラフ、および縦棒グラフの類似点を理解することが役に立ちます。 1 つの行グループで構成されるテーブルは、円グラフとして簡単に表示できます。 複数の行グループを追加する場合は、数種類のグラフの中から、入れ子構造のグループを最も効果的に表示できるグラフを選択できます。 入れ子構造の行グループを円グラフに追加すると、円グラフのスライスの数が増えます。 親グループと子グループを組み合わせたグループ インスタンスの数が 1 つの円グラフで表示するには多すぎるかどうかは、ユーザーが判断する必要があります。 円グラフで小さいスライスとして表示される複数のグループ値の場合は、特定のしきい値以下のすべての値は 1 つのスライスとして表示されるようにプロパティを設定できます。 詳細については、「円グラフの小さいスライスをまとめる」を参照してください。
複数の行グループを含むテーブルは、複数のカテゴリ グループのある縦棒グラフとして表示できます。 詳細については、「マトリックスとグラフでの同じデータの表示」を参照してください。 同じレポート データセットを異なる形式で表示するテーブルとグラフの例については、AdventureWorks サンプル レポートの Product Line Sales レポートを参照してください。 このレポートでは、テーブルとグラフがどちらも同じデータセットにリンクしているので、Top Employees テーブルで Employee Name の対話型の並べ替えボタンをクリックすると、Top Employees グラフにも新しい並べ替え順序が反映されます。 このサンプル レポートおよびその他のサンプル レポートをダウンロードする方法の詳細については、 レポート ビルダーおよびレポート デザイナーのサンプル レポートに関するページを参照してください。
複数の行および列グループを含むマトリックスの表示は、カテゴリ グループと系列グループの両方がある面グラフ、横棒グラフ、または縦棒グラフを使用すると、最も効果的です。 マトリックスの列グループとグラフのカテゴリ グループに同じグループ式を使用し、マトリックスの行グループとグラフの系列グループに同じグループ式を使用します。 グループ インスタンスの数は、グラフの読みやすさに影響することに留意する必要があります。 範囲値に基づきグループを定義すると、レポート内のグループ インスタンスの数を減らすことができます。 詳細については、「グループ式の例」を参照してください。