共有データセットのキャッシュ

パフォーマンスを向上させる方法の 1 つに、共有データセットのキャッシュ プロパティを構成するという方法があります。 共有データセットをキャッシュに格納した場合、クエリ結果のコピーが指定の時間、保存されます。 共有データセットを使用するレポートを要求した 1 人目のユーザーは、クエリ結果とすべての処理が完了しないとレポートを閲覧できません。 それ以降、同じレポートを要求したユーザーは、キャッシュの保持時間内であれば、クエリと処理が既に完了しているため、すぐにレポートを閲覧できます。 キャッシュ更新計画を指定してクエリを実行し、指定したキャッシュ有効期限まで結果をキャッシュしておくこともできます。

共有データセットまたはキャッシュ更新計画に基づいてレポートを実行するユーザーは、クエリ キャッシュを作成します。どちらの場合も、キャッシュ有効期限オプションに基づいてキャッシュを使用できます。

キャッシュできる共有データセットの種類には制限があります。 たとえば、データがユーザー ID に基づいて異なる場合、クエリ結果をキャッシュすることはできません。 同様に、レポートを要求するユーザーのセキュリティ トークンを使用してデータを取得する場合、キャッシュは実行できません。 詳細については、「共有データセットのキャッシュ (SSRS)」と「レポートのキャッシュ (SSRS)」を参照してください。

キャッシュされたレポートの有効期限をスケジュールするには

  1. レポート マネージャー (SSRS ネイティブ モード) を開始します。

  2. レポート マネージャーで、キャッシュ プロパティを設定する共有データセットに移動し、アイテムの上にマウス ポインターを移動して、矢印を選択します。

  3. メニューの [管理] を選択します。

  4. 左フレームの [キャッシュ] を選択します。

    Note

    「共有データセットを実行するための資格情報が保存されていません」 というエラーが発生する場合は、共有データセットのキャッシュ オプションが無効になっています。 資格情報を保存するようにデータ ソースを変更するか、または資格情報が保存されている別のデータ ソースを使用するように共有データセットを変更する必要があります。

  5. [共有データセットのキャッシュ] をクリックします。

  6. 30 分後にキャッシュが期限切れになるようにオプションを選択します。 キャッシュが指定のスケジュールに従って期限切れになるように選択することもできます。

  7. 適用を選択します。