[プロパティ ページ] ダイアログ ボックス

プロジェクトのプロパティ ページを使用すると、レポート サーバー プロジェクトの配置プロパティを構成できます。 このダイアログ ボックスを開くには、Project メニューの [プロジェクト名>プロパティ<を選択

構成プロパティを定義した後は、ツール バーの [ソリューション構成] ボックスの一覧から構成を選択できるようになります。

プロパティ ページのプロパティのスクリーンショット。

Options

Configuration
編集する構成を選択します。 初期状態で使用できる構成は、 [Debug][DebugLocal][Release] です。 アクティブな構成が、 Active(Debug) のように最初に表示されます。

複数の構成のプロパティを同時に表示するには、 [すべての構成] または [複数の構成] を選択します。

その他の構成を作成するには、ツール バーの Configuration Manager を選択します。

構成マネージャー
ソリューション全体の構成を管理するか、構成を追加します。 詳細については、Microsoft Visual Studio のドキュメントを参照してください。

[OutputPath]
ビルドの検証、配置、およびレポートのプレビューで使用されるレポート定義の保存先のパスを入力するか、貼り付けます。 このパスは、プロジェクトに使用するパス、およびプロジェクトのパスの下にある子フォルダーの相対パスとは異なる必要があります。

Note

複数の構成を使用して、実行するタスクに応じてパスを切り替えることができます。

[ErrorLevel]
エラーとしてレポートされるビルドの問題の重大度を入力します。 [ErrorLevel] の値以下の重大度レベルを持つ問題は、エラーとしてレポートされます。それ以外の問題は、警告としてレポートされます。 エラーが発生すると、ビルド タスクが失敗する原因になります。 有効な重大度レベルは、0 ~ 4 の範囲です。 既定値は 2 です。

[StartItem]
プロジェクトがレポート サーバーにパブリッシュされた後に Web ブラウザーに表示されるレポート、またはローカルでプロジェクトを実行するときにプレビュー ウィンドウに表示されるレポートを選択します。 プロジェクトをビルドするが配置しない構成には、開始項目が必要です。 Debug コマンド (F5) を使用したり、プロジェクトを配置する構成に開始項目を指定する必要もあります。

[OverwriteDataSources]
レポートのパブリッシュ時に、サーバー上のデータ ソースをプロジェクト内のデータ ソースで上書きする場合は、 [True] を選択します。 サーバー上の既存のデータ ソースを残す場合は、 [False] を選択します。

[TargetServerVersion]
Reporting Services の適切なバージョンを選択するか、 [バージョンの検出] を選択して、 TargetServer URL プロパティによって識別される、サーバーにインストールされているバージョンを自動的に特定します。 既定値は SQL Server 2017 です。

[TargetDataSourceFolder]
パブリッシュした共有データ ソースを保存するフォルダーの名前です。 フォルダーを指定しない場合、データ ソースはレポートと同じフォルダーに発行されます。 レポート サーバーにフォルダーが存在しない場合は、レポートの発行時にフォルダーレポート デザイナー作成されます。

ネイティブ モードで実行されているレポート サーバーにパブリッシュする場合は、フォルダー階層の完全なパスをルートから指定します。 たとえば、「Folder1/Folder2/Folder3」のように指定します。

SharePoint 統合モードで実行されているレポート サーバーにパブリッシュする場合は、SharePoint ライブラリの URL を指定します。 たとえば、「 http:\\<servername>\<site>\Documents\MyFolder 」のように入力します。

[TargetReportFolder]
パブリッシュしたレポートを保存するフォルダーの名前です。 既定では、この名前はレポート プロジェクトの名前です。 レポート サーバーにフォルダーが存在しない場合は、レポートの発行時にフォルダーレポート デザイナー作成されます。

ネイティブ モードで実行されているレポート サーバーにパブリッシュする場合は、フォルダー階層の完全なパスをルートから指定します。 フォルダーが別の場所に存在する場合は、フォルダーへのパスをルートから指定します。たとえば、「Folder1/Folder2/Folder3」のように指定します。

SharePoint 統合モードで実行されているレポート サーバーにパブリッシュする場合は、SharePoint ライブラリの URL を指定します。 たとえば、「 http:\\<servername>\\<site>\Documents\MyFolder 」のように入力します。

[TargetServerURL]
対象レポート サーバーの URL です。 レポートをパブリッシュする前に、このプロパティを有効なレポート サーバーの URL に設定する必要があります。

ネイティブ モードで実行されているレポート サーバーにパブリッシュする場合は、レポート サーバーの仮想ディレクトリの URL を指定します。 たとえば、http:\\<server>\reportserver のようにします。 このディレクトリは、レポート マネージャーではなく、レポート サーバーの仮想ディレクトリです。 既定では、レポート サーバーは "reportserver" という名前の仮想ディレクトリにインストールされます。

SharePoint 統合モードで動作しているレポート サーバーにパブリッシュする場合は、SharePoint トップレベル サイトまたはサブサイトの URL を使用します。 サイトを指定しない場合は、既定の最上位サイトが使用されます。 次に例を示します。

  • http:\\<servername>,
  • http:\\<servername\<site>
  • http:\\<servername>\<site>\<subsite>.