レポートの生成 (Db2ToSQL)

コマンドを使用して実行された特定のアクティビティのレポートは、SQL Server Migration Assistant (SSMA) コンソールでオブジェクト ツリー レベルで生成されます。

レポートの生成

レポートを生成するには、次の手順を実行します。

  1. パラメーターを write-summary-report-to 指定します。 関連するレポートは、ファイル名 (指定されている場合) または指定したフォルダーに格納されます。 次の表に示すように、ファイル名はシステムによって事前に定義されています。ここで <n> 、同じコマンドを実行するたびに 1 桁ずつインクリメントされる一意のファイル番号です。

    レポートは、次のようにコマンドに関連しています。

    スロット番号 command レポート のタイトル
    1 generate-assessment-report AssessmentReport<n>.xml
    2 convert-schema SchemaConversionReport<n>.xml
    3 migrate-data DataMigrationReport<n>.xml
    4 convert-sql-statement ConvertSQLReport<n>.xml
    5 synchronize-target TargetSynchronizationReport<n>.xml
    6 refresh-from-database SourceDBRefreshReport<n>.xml

    重要

    出力レポートは、評価レポートとは異なります。 前者は実行されたコマンドのパフォーマンスに関するレポートであり、後者はプログラムによる使用のための XML レポートです。

    出力レポートのコマンド オプション (前の表のスロット番号 2 から 4) については、「SSMA コンソール実行」セクションを参照してください。

  2. レポートの詳細度設定を使用して、出力レポートで必要な詳細の範囲を指定します:

    スロット番号 コマンドとパラメーター 出力の説明
    1 verbose="false" アクティビティの要約レポートを生成します。
    2 verbose="true" 各アクティビティの要約と詳細な進捗レポートを生成します。

    Note

    レポートの詳細度の設定は generate-assessment-report、、、 convert-schemamigrate-data、および convert-sql-statement コマンドに適用されます。

  3. エラー報告設定を使用して、エラー レポートで必要な詳細の範囲を示します。

    スロット番号 コマンドとパラメーター 出力の説明
    1 report-errors="false" エラー、警告、または情報メッセージの詳細はありません。
    2 report-errors="true" 詳細なエラー、警告、または情報メッセージ。

    Note

    エラー報告の設定は generate-assessment-report、、、 convert-schemamigrate-data、および convert-sql-statement コマンドに適用されます。

<generate-assessment-report
   object-name="<object-name>"
   object-type="<object-type>"
   verbose="<true/false>"
   report-erors="<true/false>"
   write-summary-report-to="<file-name/folder-name>"
   assessment-report-folder="<folder-name>"
   assessment-report-overwrite="<true/false>"/>

レポート コマンド

synchronize-target

このコマンド synchronize-target には report-errors-to 、同期操作のエラー レポートの場所を指定するパラメーターがあります。 次に、指定した場所に名前 TargetSynchronizationReport<n>.xml でファイルが作成されます。ここで <n> 、同じコマンドを実行するたびに 1 桁ずつインクリメントされる一意のファイル番号です。

Note

フォルダー パスが指定されている場合、 report-errors-to パラメーターはコマンド synchronize-targetの省略可能な属性になります。

次の例では、ターゲット データベース全体をすべての属性と同期します。

<synchronize-target
   object-name="<object-name>"
   on-error="report-total-as-warning/report-each-as-warning/fail-script"
   report-errors-to="<file-name/folder-name>"/>
  • object-name は、同期対象と見なされるオブジェクトを指定します。 また、個々のオブジェクト名またはグループ オブジェクト名を指定することもできます。

  • on-error は、同期エラーを警告またはエラーとして指定するかどうかを指定します。 使用可能な on-errorオプション:

    • report-total-as-warning
    • report-each-as-warning
    • fail-script

refresh-from-database

このコマンド refresh-from-database には report-errors-to 、更新操作のエラー レポートの場所を指定するパラメーターがあります。 次に、指定した場所に名前 SourceDBRefreshReport<n>.xml でファイルが作成されます。ここで <n> 、同じコマンドを実行するたびに 1 桁ずつインクリメントされる一意のファイル番号です。

フォルダー パスが指定されている場合、 report-errors-to パラメーターはコマンド synchronize-targetの省略可能な属性になります。

次の例では、すべての属性を使用してスキーマ全体を更新します。

<refresh-from-database
   object-name="<object-name>"
   object-type ="<object-type>"
   on-error="report-total-as-warning/report-each-as-warning/fail-script"
   report-errors-to="<file-name/folder-name>"/>
  • object-name は、更新対象と見なされるオブジェクトを指定します。 また、個々のオブジェクト名またはグループ オブジェクト名を指定することもできます。

  • on-error は、更新エラーを警告またはエラーとして指定するかどうかを指定します。 使用可能な on-errorオプション:

    • report-total-as-warning
    • report-each-as-warning
    • fail-script