SQL Server Management Studio のコンポーネントと構成

このチュートリアルでは、SQL Server Management Studio (SSMS) 内のさまざまなウィンドウ コンポーネントと、ワークスペースに関する基本的な構成オプションについて説明します。 この記事では、次のことについて説明します。

  • SSMS 環境を構成するさまざまなコンポーネントを確認する
  • 環境レイアウトを変更する/リセットして既定に戻す
  • クエリ エディターを最大化する
  • フォントの変更
  • 起動オプションを構成する

前提条件

このチュートリアルを実行するには、SQL Server Management Studio が必要です。

SQL Server Management Studio のコンポーネント

このセクションでは、ワークスペースで利用できるさまざまなウィンドウ コンポーネントとその使用方法について説明します。

  • ウィンドウを閉じるには、タイトル バーの右隅にある [X] を選択します。

  • ウィンドウをもう一度開くには、 [表示] メニューでウィンドウを選択します。

    [表示] メニュー

  • [オブジェクト エクスプローラー] (F8): オブジェクト エクスプローラーには、データベースもしくはサーバー上のすべてのオブジェクトがツリー形式で表示されます。 このビューには、SQL Server Database Engine、SQL Server Analysis Services、SQL Server Reporting Services、SQL Server Integration Services のデータベースが含まれています。 オブジェクト エクスプローラーには、接続しているすべてのサーバーの情報が登録されています。

    オブジェクト エクスプローラー

  • クエリ ウィンドウ (Ctrl+N): [新しいクエリ] を選択したら、このウィンドウに Transact-SQL (T-SQL) クエリを入力します。 クエリの結果も結果ペインに表示されます。

    [新しいクエリ] ウィンドウ

  • [現在の接続プロパティ] (F4): クエリ ウィンドウを開くと、[現在の接続プロパティ] ペインが表示されます。 ビューには、接続プロパティが表示されます。 たとえば、サーバー名、最後に実行されたクエリの開始時刻、返された行数、及びその他の接続の詳細などが表示されます。

    構成プロパティ

  • [テンプレート ブラウザー] (Ctrl + Alt + T): テンプレート ブラウザーには、さまざまな既成の T-SQL テンプレートが含まれています。 これらのテンプレートを使うと、データベースの作成やバックアップ、あるいはインデックスの作成など、さまざまな機能を実行できます。

    テンプレート ブラウザー

  • [オブジェクト エクスプローラー詳細] (F7): オブジェクト エクスプローラー詳細ペインには、オブジェクト エクスプローラーと比較してより詳細な情報が表示されます。 オブジェクト エクスプローラー詳細ペインを使用すると、複数のオブジェクトを同時に操作できます。 たとえば、複数のデータベースを選択して一括でスクリプト化することができます。

    [オブジェクト エクスプローラーの詳細]

環境レイアウトの変更

このセクションでは、さまざまなウィンドウを移動する方法など、環境レイアウトの変更方法について説明します。

  • ウィンドウを移動するには、タイトルを押しながらウィンドウをドラッグします。

  • ウィンドウを固定したり、固定解除したりするには、タイトル バーの画鋲アイコンを選択します。

    オブジェクトをピン留めする

  • 各ウィンドウ コンポーネントにはドロップダウン メニューがあります。これを利用し、さまざまな方法でウィンドウを操作できます。

    ウィンドウのオプション

  • 複数のクエリ ウィンドウが開いているときには、それらのウィンドウを複数のタブグループに分割して、すべてのクエリ ウィンドウを一度に表示させることができます。 タブ グループ群は、垂直方向または水平方向に展開できます。 タブグループを作成するには、クエリのタイトルを右クリックして必要なタブ オプションを選択します。

    クエリのタブ オプション

    • 水平タブ グループ:

      水平タブ グループの例

    • 垂直タブ グループ

      垂直タブ グループの例

      • 別のタブからクエリ ウィンドウをマージするには、クエリタイトルを右クリックし、[前のタブ グループへ移動] または [次のタブ グループへ移動] を選択します。

        クエリ タブをマージする

  • 既定の環境レイアウトに戻すには、 [ウィンドウ] メニューで [ウィンドウ レイアウトのリセット] を選択します。

    元のウィンドウ レイアウトに戻す

クエリ エディターを最大化する

クエリ エディターを最大化して全画面表示するには、以下の手順で行います:

  1. クエリ エディター ウィンドウの任意の場所をクリックします。

  2. Shift + Alt + Enter キーを押し、全画面モードと通常モードを切り替えます。

このショートカット キーは、どのドキュメント ウィンドウでも使用できます。

基本設定を変更する

このセクションでは、 [ツール] メニューから SSMS の基本設定を一部変更する方法について説明します。

[ツール] メニュー

  • ツール バーを変更するには、[ツール]>[カスタマイズ] を選択するか、ツール バーを右クリックして [カスタマイズ] を選択します。

    ツール バーのカスタマイズ

    • メニュー バーの下に表示されるツール バーを有効化または無効化するには、[ツールバー] ペインを使用します。

    • [コマンド] ペインを使用して、ツールバーに表示されるアイコンをカスタマイズします。

フォントの変更

  • ウィンドウのフォントを変更するには、[ツール]>[オプション]>[フォントおよび色] の順に選択します。

    フォントと色を変更する

スタートアップ オプションの変更

  • SSMS を初めて開いたときのワークスペースの外観は、スタートアップ オプションによって決まります。 スタートアップ オプションを変更するには、 [ツール]>[オプション]>[スタートアップ] の順に選択します。

    スタートアップ オプションの変更

次のステップ

SSMS に慣れ親しむには、実践的な経験を積むのが最も効果的です。 以下の "チュートリアル" と "操作方法" に関する記事は、SSMS 内で使用できるさまざまな機能を使用するのに役立ちます。 以下の記事では、SSMS のコンポーネントを管理する方法と、頻繁に使用する機能にアクセスする方法が説明されています。