CONNECTIONPROPERTY (Transact-SQL)

適用対象: SQL Server Azure SQL Database Azure SQL Managed Instance

サーバーに送信される要求に対して、この関数は、その要求をサポートする固有の接続の接続プロパティに関する情報を返します。

Transact-SQL 構文表記規則

構文

CONNECTIONPROPERTY ( property )  

引数

property
接続のプロパティです。 property には、これらの値のいずれかを指定することができます。

データ型 説明
net_transport nvarchar(40) この接続で使用される物理的な転送プロトコルを返します。 この値は NULL 許容ではありません。 有効な戻り値:

HTTP
名前付きパイプ
セッション
共有メモリ
SSL
TCP

and

VIA

注: 接続において、複数のアクティブな結果セット (MARS) が有効になっていると共に接続プールが有効になっている場合は、常にセッションが返されます。
protocol_type nvarchar(40) ペイロードのプロトコルの種類を返します。 現在、これによって TDS (TSQL) と SOAP が区別されています。 NULL 値が許可されます。
auth_scheme nvarchar(40) 接続の SQL Server 認証スキームを返します。 認証方法は、Windows 認証 (NTLM、KERBEROS、DIGEST、BASIC、NEGOTIATE) または SQL Server 認証のいずれかです。 NULL 値は許可されません。
local_net_address varchar(48) この特定の接続の対象となったサーバーの IP アドレスを返します。 TCP トランスポート プロバイダーを使用する接続の場合にのみ該当します。 NULL 値が許可されます。
local_tcp_port int 接続が TCP トランスポートを使用する接続であった場合に、この接続の対象となったサーバー TCP ポートを返します。 NULL 値が許可されます。
client_net_address varchar(48) このサーバーに接続を試行しているクライアントのアドレスを要求します。 NULL 値が許可されます。
physical_net_transport nvarchar(40) この接続で使用される物理的な転送プロトコルを返します。 接続で複数のアクティブな結果セット (MARS) が有効になっている場合は、正確です。
<その他の文字列> 無効な入力の場合は NULL を返します。

解説

local_net_addresslocal_tcp_port で NULL を返す SQL Databaseです。

戻り値は、sys.dm_exec_connections 動的管理ビューの対応する列に表示されるオプションと同じです。 次に例を示します。

SELECT   
ConnectionProperty('net_transport') AS 'Net transport',   
ConnectionProperty('protocol_type') AS 'Protocol type';  

関連項目

sys.dm_exec_sessions (Transact-SQL)
sys.dm_exec_requests (Transact-SQL)