LEFT (Transact-SQL)
Applies to: SQL Server Azure SQL Database Azure SQL Managed Instance Azure Synapse Analytics Analytics Platform System (PDW) Microsoft Fabric の SQL 分析エンドポイント Microsoft Fabric のウェアハウス
文字列の左端から、指定された数だけ文字を返します。
構文
LEFT ( character_expression , integer_expression )
引数
character_expression
文字データまたはバイナリ データの式を指定します。 character_expression には定数、変数、または列を指定できます。 character_expression には、text または ntext を除く任意のデータ型 (暗黙的に varchar または nvarchar に変換できるデータ型) を使用できます。 それ以外の場合は、CAST 関数を使用して character_expression を明示的に変換します。
Note
string_expression の型が binary か varbinary の場合、LEFT では、varchar への暗黙的変換が実行され、そのため、バイナリ入力は保持されません。
integer_expression
返される character_expression の文字数を指定する正の整数です。 integer_expression が負の場合、エラーが返されます。 integer_expression が bigint 型で、値が大きい場合、character_expression には varchar(max) などのラージ データ型を使用する必要があります。
integer_expression パラメーターは、UTF-16 サロゲート文字を 1 文字としてカウントします。
戻り値の型
character_expression が非 Unicode 文字データ型の場合は、varchar を返します。
character_expression が Unicode 文字データ型の場合は、nvarchar を返します。
解説
SC 照合順序を使用する場合、integer_expression パラメーターは UTF-16 サロゲート ペアを 1 文字としてカウントします。 詳細については、「 Collation and Unicode Support」を参照してください。
例
A. 列を指定した LEFT を使用する
次の例では、AdventureWorks2022 データベースの Product
テーブル内の各製品名の左端から 5 文字が返されます。
SELECT LEFT(Name, 5)
FROM Production.Product
ORDER BY ProductID;
GO
B. 文字列を指定した LEFT を使用する
次の例では、LEFT
を使用して abcdefg
という文字列の左端の 2 文字を返します。
SELECT LEFT('abcdefg',2);
GO
結果セットは次のとおりです。
--
ab
(1 row(s) affected)
例: Azure Synapse Analytics、Analytics Platform System (PDW)
C. 列を指定した LEFT を使用する
次の例では、各製品名の左端の 5 文字を返します。
-- Uses AdventureWorks
SELECT LEFT(EnglishProductName, 5)
FROM dbo.DimProduct
ORDER BY ProductKey;
D. 文字列を指定した LEFT を使用する
次の例では、LEFT
を使用して abcdefg
という文字列の左端の 2 文字を返します。
-- Uses AdventureWorks
SELECT LEFT('abcdefg',2) FROM dbo.DimProduct;
結果セットは次のとおりです。
--
ab
参照
LTRIM (Transact-SQL)
RIGHT (Transact-SQL)
RTRIM (Transact-SQL)
STRING_SPLIT (Transact-SQL)
SUBSTRING (Transact-SQL)
TRIM (Transact-SQL)
CAST および CONVERT (Transact-SQL)
データ型 (Transact-SQL)
文字列関数 (Transact-SQL)