OBJECT_ID_FROM_EDGE_ID (Transact-SQL)

適用対象: SQL Server 2017 (14.x) 以降 Azure SQL Database Azure SQL Managed Instance

指定されたグラフ エッジ ID のオブジェクト ID を返します。

構文

OBJECT_ID_FROM_EDGE_ID ( edge_id )

引数

edge_id

グラフ エッジ テーブルの $edge_id 擬似列。

戻り値

指定された edge_id に対応するグラフ テーブルの object_id を返します。 object_idint です。無効な edge_id が指定された場合は、NULL を返します。

注釈

  • 指定したエッジの文字表現 (JSON) の解析と検証によるパフォーマンス オーバーヘッドのため、OBJECT_ID_FROM_EDGE_ID は必要な場合にのみ使う必要があります。 ほとんどの場合、グラフ テーブルのクエリには MATCH で十分です。
  • OBJECT_ID_FROM_EDGE_ID から値が返されるためには、指定するエッジ ID の文字表現 (JSON) が有効であり、JSON 内で指定する schema.table が有効なエッジ テーブルである必要があります。 文字表現 (JSON) 内のグラフ ID は、エッジ テーブルに存在する必要はありません。 任意の有効な整数を指定できます。
  • OBJECT_ID_FROM_EDGE_ID は、エッジ ID の文字表現 (JSON) を解析するためにサポートされている唯一の方法です。

次の例では、likes グラフ エッジ テーブル内のすべての $edge_id ノードの object_id が返されます。 SQL Graph データベース サンプルでは、返される値は定数であり、likes テーブルの object_id と等しくなります (この例では978102525)。

SELECT OBJECT_ID_FROM_EDGE_ID($from_id)
FROM likes;

結果は次のようになります。

...
978102525
978102525
978102525
...

関連項目