複合演算子 (Transact-SQL)
適用対象: SQL Server Azure SQL Database Azure SQL Managed Instance
複合演算子では、いくつかの演算を実行し、元の値に演算の結果を設定します。 たとえば、変数 @x が 35 である場合、@x += 2 は @x の元の値を取得し、2 を加算して、@x にその新しい値 (37) を設定します。
Transact-SQL には、次の複合演算子があります。
演算子 | 詳細情報へのリンク | 操作 |
---|---|---|
+= | += (加算代入) (Transact-SQL) | いくつかの数値を元の値に加算し、元の値に結果を設定します。 |
-= | -= (減算代入) (Transact-SQL) | いくつかの数値を元の値から減算し、元の値に結果を設定します。 |
*= | *= (乗算代入) (Transact-SQL) | 1 つの数値で乗算し、元の値に結果を設定します。 |
/= | (除算代入) (Transact-SQL) | 1 つの数値で除算し、元の値に結果を設定します。 |
%= | 剰余代入 (Transact-SQL) | 1 つの数値で除算し、元の値に剰余を設定します。 |
&= | &= (ビットごとの AND 代入) (Transact-SQL) | ビットごとの AND 演算を実行し、元の値に結果を設定します。 |
^= | ^= (ビットごとの排他的 OR 代入) (Transact-SQL) | ビットごとの排他的 OR 演算を実行し、元の値に結果を設定します。 |
|= | |= (ビットごとの OR 代入) (Transact-SQL) | ビットごとの OR 演算を実行し、元の値に結果を設定します。 |
構文
expression operator expression
引数
式 (expression)
任意の数値型に分類されるデータ型を持つ有効な式です。
戻り値の型
優先順位が高い引数のデータ型を返します。 詳細については、「データ型の優先順位 (Transact-SQL)」を参照してください。
注釈
詳細については、それぞれの演算子に関するトピックを参照してください。
例
複合演算の例を次に示します。
DECLARE @x1 INT = 27;
SET @x1 += 2 ;
SELECT @x1 AS Added_2;
DECLARE @x2 INT = 27;
SET @x2 -= 2 ;
SELECT @x2 AS Subtracted_2;
DECLARE @x3 INT = 27;
SET @x3 *= 2 ;
SELECT @x3 AS Multiplied_by_2;
DECLARE @x4 INT = 27;
SET @x4 /= 2 ;
SELECT @x4 AS Divided_by_2;
DECLARE @x5 INT = 27;
SET @x5 %= 2 ;
SELECT @x5 AS Modulo_of_27_divided_by_2;
DECLARE @x6 INT = 9;
SET @x6 &= 13 ;
SELECT @x6 AS Bitwise_AND;
DECLARE @x7 INT = 27;
SET @x7 ^= 2 ;
SELECT @x7 AS Bitwise_Exclusive_OR;
DECLARE @x8 INT = 27;
SET @x8 |= 2 ;
SELECT @x8 AS Bitwise_OR;