STLength (geometry データ型)

適用対象: SQL Server Azure SQL Database Azure SQL Managed Instance

geometry インスタンス内の要素の合計長を返します。

構文

  
.STLength ( )  

戻り値の型

SQL Server 戻り値の型: float

CLR の戻り値の型: SqlDouble

注釈

geometry インスタンスが閉じられている場合、長さはインスタンスの周囲の合計長として計算されます。多角形の長さとは、周囲の長さです。地点の長さは 0 です。 geometrycollection コレクション型の長さは、コレクションに含まれるすべての geometry インスタンスの長さの合計として計算されます。

STLength() は、LineString が有効でも無効でも動作します。 通常、LineString が無効になるのは、線分の重複のためです。これは、不正確な GPS のトレースなどの異常によって起きる場合があります。 STLength() は、重複する線分や無効な線分を削除しません。 返される長さの値には、重複する線分や無効な線分が含まれています。 MakeValid() メソッドは、LineString から重複する線分を削除できます。

LineString インスタンスを作成し、STLength() を使用して、インスタンスの長さを取得する例を次に示します。

DECLARE @g geometry;  
SET @g = geometry::STGeomFromText('LINESTRING(0 0, 2 2, 1 0)', 0);  
SELECT @g.STLength();  

参照

Geometry インスタンスの OGC メソッド