DROP ASYMMETRIC KEY (Transact-SQL)

適用対象: SQL Server Azure SQL データベース Azure SQL Managed Instance Azure Synapse Analytics

データベースから非対称キーを削除します。

Transact-SQL 構文表記規則

注意

この構文は、Azure Synapse Analytics のサーバーレス SQL プールでサポートされていません。

構文

DROP ASYMMETRIC KEY key_name [ REMOVE PROVIDER KEY ]  

引数

key_name
データベースから削除する非対称キーの名前を指定します。

REMOVE PROVIDER KEY
EKM デバイスから拡張キー管理 (EKM) を削除します。 拡張キー管理について詳しくは、「拡張キー管理 (EKM)」をご覧ください。

解説

データベース内の対称キーが非対称キーで暗号化されている場合、またはユーザーやログインが非対称キーにマップされる場合、非対称キーは削除できません。 このようなキーを削除するには、そのキーにマップされるユーザーまたはログインを削除する必要があります。 また、その非対称キーで暗号化されているすべての対称キーを削除または変更する必要があります。 非対称キーによる暗号化を削除するには、ALTER SYMMETRIC KEY の DROP ENCRYPTION オプションを使います。

非対称キーのメタデータには、sys.asymmetric_keys カタログ ビューを使うことによってアクセスできます。 非対称キー自体を、データベース内部から直接表示することはできません。

非対称キーが EKM デバイスの拡張キー管理 (EKM) にマップされており、REMOVE PROVIDER KEY オプションが指定されていない場合は、キーはデータベースから削除されますが、デバイスからは削除されません。 この場合、警告が発行されます。

アクセス許可

非対称キーに対する CONTROL 権限が必要です。

次の例では、非対称キー MirandaXAsymKey6 をデータベース AdventureWorks2022 から削除します。

USE AdventureWorks2022;  
DROP ASYMMETRIC KEY MirandaXAsymKey6;  

参照

CREATE ASYMMETRIC KEY (Transact-SQL)
ALTER ASYMMETRIC KEY (Transact-SQL)
暗号化階層
ALTER SYMMETRIC KEY (Transact-SQL)