SET NOCOUNT (Transact-SQL)

適用対象: SQL Server Azure SQL Database Azure SQL Managed Instance Azure Synapse Analytics Warehouse in Microsoft Fabric

Transact-SQL ステートメントまたはストアド プロシージャで処理された行数を示すメッセージを結果セットの後に返すかどうかを制御します。 このメッセージは追加の結果セットです。

Transact-SQL 構文表記規則

構文

SET NOCOUNT { ON | OFF }

解説

SET NOCOUNTONされると、カウントは返されません。 SET NOCOUNTOFFされると、カウントが返されます。

SET NOCOUNTONされている場合でも、@@ROWCOUNT関数が更新されます。

SET NOCOUNT ON では、ストアド プロシージャ内のステートメントごとに DONEINPROC メッセージをクライアントに送信できなくなります。 実際のデータがあまり返されない複数のステートメントを含むストアド プロシージャや、Transact-SQL ループを含むプロシージャの場合、ネットワーク トラフィックが大幅に削減されるため、 SET NOCOUNTON に設定するとパフォーマンスが大幅に向上する可能性があります。

SET NOCOUNTによって指定された設定は、解析時ではなく実行時に有効になります。

この設定の現在の設定を表示するには、次のクエリを実行します。

DECLARE @NOCOUNT VARCHAR(3) = 'OFF';

IF ((512 & @@OPTIONS) = 512)
    SET @NOCOUNT = 'ON';

SELECT @NOCOUNT AS NOCOUNT;

アクセス許可

ロール public のメンバーシップが必要です。

次の例では、影響を受けた行数に関するメッセージを表示しないようにします。 次の例では、 (5 rows affected) は最初の SELECT ステートメントからのみクライアントに返されます。

USE AdventureWorks2022;
GO

SET NOCOUNT OFF;
GO

-- Display the count message.
SELECT TOP (5) LastName
FROM Person.Person
WHERE LastName LIKE 'A%';
GO

-- SET NOCOUNT to ON to no longer display the count message.
SET NOCOUNT ON;
GO

SELECT TOP (5) LastName
FROM Person.Person
WHERE LastName LIKE 'A%';
GO

-- Reset SET NOCOUNT to OFF
SET NOCOUNT OFF;
GO