[SQL Server Native Client の構成のプロパティ] ダイアログ ボックス ([フラグ] タブ)

適用対象: SQL Server - Windows のみ

Microsoft SQL Server クライアントは、SQL Server Native Client ライブラリ ファイルで提供されているプロトコルを使用して SQL Server サーバーと通信します。 このページでは、クライアント コンピューターでトランスポート層セキュリティ (TLS) (旧称 Secure Sockets Layer (SSL)) を使用した暗号化接続を要求するための構成を行います。 暗号化接続を確立できない場合は、接続が失敗します。

ログイン プロセスは常に暗号化されます。 この記事内のオプションは暗号化されているデータにのみ適用されます。 SQL Server で通信が暗号化される方法、およびサーバー証明書のルート機関を信頼するようにクライアントを構成する方法については、「SQL Server への接続の暗号化」と「方法: SQL Server オンライン ブックの「データベース エンジン への暗号化接続を有効にする方法 (SQL Server 構成マネージャー)」をご覧ください。

重要

SQL Server Native Client (SNAC) は同梱されていません。

  • SQL Server 2022 (16.x) 以降のバージョン
  • SQL Server Management Studio (19 以降のバージョン) の場合

SQL Server Native Client (SQLNCLI または SQLNCLI11) とレガシ Microsoft OLE DB Provider for SQL Server (SQLOLEDB) は、新しいアプリケーション開発には推奨されません。

新しいプロジェクトの場合は、次のいずれかのドライバーを使用します。

SQL Server データベース エンジン (バージョン 2012 から 2019) のコンポーネントとして付属する SQLNCLI については、この「サポート ライフサイクルの例外」を参照してください。

[オプション]

[Force protocol encryption]
TLS を使用した接続を要求します。

[Trust Server Certificate]
[いいえ] に設定されている場合、クライアント プロセスはサーバー証明書の検証を試みます。 クライアントとサーバーはそれぞれ、公的な証明機関から発行された証明書を持っている必要があります。 クライアント コンピューターに証明書がない場合や、証明書の検証が失敗した場合は、接続が終了します。

[はい] に設定されている場合、クライアントは、サーバー証明書を検証せずに、自己署名証明書の使用を許可します。

[Trust Server Certificate] は、 [Force protocol encryption][はい] に設定されている場合のみ使用できます。