導入
Microsoft Copilot Studio を利用すれば、AI を活用したパワフルなコパイロットを作成できます。 コパイロットはさまざまなリクエストに対応することができ、一般的な質問に簡単に答えるだけでなく、込み入った会話が必要とされる問題解決も行います。 Microsoft Copilot Studio の大きなメリットの 1 つは、データ科学者や開発者がいなくてもコパイロットを作成できる点です。 そのため、組織でコパイロット ソリューションの作成に費やす時間を大幅に短縮できます。
Microsoft Copilot Studio でコパイロットの作成プロセスは簡単になりますが、顧客が対話したいと思えるコパイロットにしなければなりません。 たとえば、サポート組織には通常、顧客をサポートするさまざまなエージェントがいます。 中には、ほかのエージェントよりも製品やサービスに関する知識が豊富である、経験が長い、顧客サービス スキルが磨き抜かれているなど、秀でた人材がいます。
コパイロットの性能もそれと似ています。 中には、設計がひときわ優れ、傑出したコパイロットがあります。 一方で、設計が不十分なコパイロットは、顧客との対話が難しくなり、顧客がいらいらしてコパイロットの使用をやめてしまう事態を招きかねません。
ボットを作成するときの目標は、ライブ チャット オペレーターと会話する場合と変わらない使用感を顧客に持ってもらえるようにコパイロットを設計することです。 経験豊富なエージェントと同じスキルはコパイロットにはないかもしれませんが、効果的、効率的という点では劣らないはずです。 さらに、コパイロットには、適時に顧客をライブ チャット オペレーターに引き継いで、難しい内容の対応を任せられる能力が求められます。
このモジュールでは、Microsoft Copilot Studio を使ったコパイロットの設計時に利用できる設計原則とベスト プラクティスについて確認していきます。