Azure Container Instances を確認する
コンテナーは、クラウド アプリケーションのパッケージ化、デプロイ、管理を行う優れた方法としてしだいに普及しつつあります。 チームには、クラウド ネイティブおよびコンテナー化されたアプリケーションを Azure でビルドしてデプロイするための多くのオプションがあります。 このユニットでは、Azure Container Instances (ACI) について考察します。
Azure Container Instances には、仮想マシンを管理したり、より高度なサービスを採用したりせずに、Azure で最も高速かつ簡単にコンテナーを実行する方法が用意されています。 Azure Container Instances は、分離されたコンテナー内で運用可能なシナリオ (単純なアプリケーション、タスク自動化、ビルド ジョブなど) に適しています。その理由は、複数の Hyper-V 分離コンテナーを集めた単一ポッドをオンデマンドで提供できるからです。
次の図は、Azure Container Instances を使ってビルドした Web サーバー コンテナーを示しています。 コンテナーは仮想ネットワーク内の仮想マシン上で動作しています。
Azure Container Instances について知っておくべきこと
Azure Container Instances を使う利点をいくつか確認しましょう。 これらの点を確認しながら、お使いの社内アプリケーションに Container Instances を実装する方法を考えてみてください。
短い起動時間。 コンテナーは、仮想マシンをプロビジョニングおよび管理する必要がなく、数秒で起動できます。
パブリック IP 接続と DNS 名。 コンテナーは、IP アドレスと FQDN (完全修飾ドメイン名) を使ってインターネットに直接公開できます。
カスタム サイズ。 コンテナー ノードは、アプリケーションの実際のリソースの需要に合わせて動的にスケーリングできます。
永続的なストレージ。 コンテナーは Azure Files のファイル共有の直接マウントをサポートします。
Linux と Windows のコンテナー。 Container Instances を使って、Windows と Linux の両方のコンテナーをスケジュールできます。 コンテナー グループを作成するときにオペレーティング システムの種類を指定してください。
共同スケジュール グループ。 Container Instances は、ホスト コンピューターのリソースを共有するマルチコンテナー グループのスケジュール設定をサポートします。
仮想ネットワークのデプロイ。 Container Instances は Azure 仮想ネットワークにデプロイできます。