キャパシティの管理

完了

Azure AI 検索ソリューションを作成するには、お使いの Azure サブスクリプションに Azure AI 検索リソースを作成する必要があります。 構築する特定のソリューションによっては、データ ストレージやその他のアプリケーション サービスの Azure リソースが必要になる場合もあります。

サービス レベルと容量管理

Azure AI 検索リソースを作成する際は、価格レベルを指定する必要があります。 選択した価格レベルによって、検索サービスの容量制限と、使用可能な構成オプション、およびサービスのコストが決まります。 利用可能な価格レベルは次のとおりです。

  • Free (F)。 サービスを試してみたり、製品ドキュメントのチュートリアルに挑戦したりする場合に、このレベルを使用します。
  • Basic (B): 最大 15 個のインデックスと 2 GB のインデックス データを含む小規模な検索ソリューションには、このレベルを使用します。
  • Standard (S): エンタープライズ規模のソリューションには、このレベルを使用します。 このレベルには、SS2S3 (インデックスとストレージに関する容量が増加します) や S3HD (少数のインデックスに対する読み取りパフォーマンスが高速になるよう最適化されています) といった、複数のバリエーションがあります。
  • Storage Optimized (L): 大きなインデックスを作成する必要がある場合は、ストレージ最適化レベル L1 または L2 を使用します。代償として、クエリの待ち時間が長くなります。

注意

後で変更できないため、ご自分のソリューションに最適な価格レベルを選択することが重要です。 選択した価格レベルがご自分のソリューションに適さなくなったことが判明した場合は、新しい Azure AI 検索リソースを作成し、すべてのインデックスとオブジェクトを再作成する必要があります。

レプリカとパーティション

選択した価格レベルに応じて、"レプリカ" と "パーティション" を作成することによって、ご自分のソリューションのスケーラビリティと可用性を最適化できます。

  • "レプリカ" は、検索サービスのインスタンスで、クラスター内のノードと考えることができます。 レプリカの数を増やすと、進行中のインデックス作成操作を管理しながら、複数の同時クエリ要求を処理するのに十分な容量を確保できます。

  • "パーティション" は、インデックスを複数のストレージの場所に分割するために使用します。これにより、インデックスのクエリや再構築などの I/O 操作を分割できます。

構成するレプリカとパーティションの組み合わせによって、ご自分のソリューションが使用する "検索ユニット" が決まります。 簡単に言えば、検索ユニットの数は、レプリカの数にパーティションの数を掛けたものです (R x P = SU)。 たとえば、4 つのレプリカと 3 つのパーティションがあるリソースでは、12 個の検索ユニットを使用します。

ヒント

価格レベルと容量管理の詳細については、Azure AI 検索ドキュメントを参照してください。