演習 - 文字列連結を使用して文字列を結合する
リテラル文字列やテキスト データと数値データの両方を含む変数など、さまざまなソースからデータを組み合わせる必要が生じることがよくあります。 このユニットでは、文字列連結を使用し、2 つ以上の値を組み合わせ、新しい文字列を作成します。
文字列連結とは何か。
文字列連結は、2 つ以上の string
値を単純に結合し、新しい string
値を作成することを "プログラマー流に表現したもの" です。 追加とは異なり、2 つ目の値は最初の値の末尾に付加 (append) されます。以降も同様に続きます。 次の演習では、string
値を連結するコードを記述します。
リテラル文字列と変数を連結する
2 つの文字列を連結するには、文字列連結演算子を使用します。これはプラス記号 +
です。
.NET エディターですべてのコードを選択し、Delete または Backspace キーを押して削除します。
コード エディターで次のコードを入力します。
string firstName = "Bob"; string message = "Hello " + firstName; Console.WriteLine(message);
次にコードを実行します。 出力コンソールに次の結果が表示されます。
Hello Bob
順序に注意してください。最初の文字列
"Hello "
が新しい文字列の先頭になり、その末尾にfirstName
変数の値が付加されます。
複数の変数とリテラル文字列を連結する
同じコード行で複数の連結演算を実行できます。
先程記述したコードを次のコードのように修正します。
string firstName = "Bob"; string greeting = "Hello"; string message = greeting + " " + firstName + "!"; Console.WriteLine(message);
ここでは、複数の変数とリテラル文字列を組み合わせることにより、もっと複雑なメッセージを作成します。
次にコードを実行します。 出力コンソールに次の結果が表示されます。
Hello Bob!
中間変数の回避
前の手順では、連結操作から得られた新しい文字列を保持する目的で追加の変数を使用しました。 正当な理由がない限り、必要な箇所で連結操作を実行することで、中間変数の使用を回避できます (回避する必要があります)。
先程記述したコードを次のコードのように修正します。
string firstName = "Bob"; string greeting = "Hello"; Console.WriteLine(greeting + " " + firstName + "!");
次にコードを実行します。 コードを簡略化しても、出力コンソールの結果は同じになるはずです。
Hello Bob!
要点
これまでに文字列連結について学習した内容を次に示します。
- 文字列連結を利用することで、短いリテラル文字列と変数文字列を結合し、1 つの文字列を作成できます。
- 追加しても読みやすくならない場合、中間変数は作成しないでください。