Microsoft Purview の電子情報開示ソリューションについて説明する

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電子情報開示 (eDiscovery) は、訴訟事件で証拠として使用できる電子情報を特定して提供するプロセスです。 Microsoft Purview の電子情報開示ツールを使用して、Exchange Online、OneDrive for Business、SharePoint Online、Microsoft Teams、Microsoft 365 グループ、Yammer のチームでコンテンツを検索できます。 同じ電子情報開示の検索でメールボックスとサイトを検索し、検索結果をエクスポートできます。 電子情報開示ケースを使用して、メールボックスやサイトで見つかったコンテンツを識別、保持、エクスポートできます。

Microsoft Purview には、コンテンツ検索、電子情報開示 (Standard)、電子情報開示 (Premium) の 3 つの電子情報開示ソリューションが用意されています。

A table that shows the two Microsoft Purview eDiscovery solutions: eDiscovery (Standard), and eDiscovery (Premium).

  • コンテンツ検索。 コンテンツ検索ツールを使用して、Microsoft 365 データ ソース全体でコンテンツを検索し、検索結果をローカル コンピューターにエクスポートします。

  • 電子情報開示 (Standard)。 電子情報開示 (Standard) ソリューションは、コンテンツ検索の基本的な検索およびエクスポート機能が基になっており、電子情報開示ケースを作成し、特定のケースに電子情報開示マネージャーを割り当てることができます。 電子情報開示 (Standard) ソリューションを使用すると、検索とエクスポートをケースに関連付け、ケースに関連するコンテンツの場所に電子情報開示ホールドを設定することもできます。

  • 電子情報開示 (Premium)。 電子情報開示 (Premium) ソリューションは、電子情報開示 (Standard) の既存の機能が基になっています。 加えて、電子情報開示 (Premium) には、組織の内部および外部の調査に対応するコンテンツを識別、保持、収集、レビュー、分析、エクスポートするためのエンド ツー エンドのワークフローが用意されています。 これにより、法務チームは、ケースに関心のある人物として特定された人である管理人、および管理人と通信するためのワークフローを管理できます。 それを使うと、データを収集してレビュー セットにコピーし、そこで最も関連性の高いコンテンツを特定して注目できるように、コンテンツをフィルター処理、検索、タグ付けできます。 電子情報開示 (Premium) ソリューションは、最も関連性の高いコンテンツに調査の範囲をさらに絞り込むために、分析と機械学習に基づく予測コーディング モデルを提供します。

電子情報開示 (Standard) をサポートするサブスクリプションでは、コンテンツ検索もサポートされます。 電子情報開示 (Premium) をサポートするサブスクリプションでは、コンテンツ検索と電子情報開示 (Standard) もサポートされます。

電子情報開示関連のツールにアクセスするには、ユーザーに適切なアクセス許可が割り当てられている必要があります。 具体的には、Microsoft Purview コンプライアンス ポータルで、電子情報開示マネージャー ロール グループのメンバーとしてユーザーを追加する必要があります。