プロジェクトの方法論

完了

Dynamics 365 プロジェクトでどのような固有の方法論を使用するかに関係なく、これらのプロジェクトには次のようないくつかの共通の利点があります。

  • 再現性 – 成功したアプローチを複数のプロジェクトをまたいで繰り返すことができるようになります。
  • 標準化されたドキュメント - 通常、一部の標準ドキュメントは、納品されるプロジェクトの作業の詳細を説明するために使用されます。
  • プロジェクトの管理/スケジューリング – 通常、デプロイの成功に向けた進捗状況を計画および追跡する方法が含まれます。 また一般的に、方法論は、大きなプロジェクトをより小さく管理可能なリリースまたは反復に分割する方法に影響します。
  • 変更管理/ガバナンス – プロジェクトにとって重要な変更を管理しながら、プロジェクトの範囲を管理するために不可欠です。

Dynamics 365 プロジェクトは通常、ウォーターフォール手法、アジャイル手法、またはハイブリッド手法を使用して実装できます。

  • ウォーターフォール手法 - プロジェクトの範囲、計画、詳細情報のすべてが、開発が開始される前に決められている場合です。 ウォーターフォール手法を使用する利点は、プロジェクトの予算が決まっていることです。 欠点は、軌道修正したり、Dynamics 365 のコア製品の新しいリリースを活用したりできないという点です。
  • アジャイル手法 - 全体像と目標を開始前に決めておいて、プロジェクトの成果物を何らかの反復的アプローチを基に完成させていくことを言います。 アジャイルの方法論として一般的なタイプは、スクラムです。 アジャイル手法の利点には、小規模なデプロイによって定期的に価値を示すことができ、新しい情報や新機能のリリースをすばやく取り入れられることなどがあります。 欠点には、未知の点がある、予算超過の可能性があるなどがあります。
  • ハイブリッド手法 - ほとんどの顧客は、投資利益をできる限り早く実現したいと考えるため、そのニーズにはアジャイルまたはハイブリッドの方が適しています。 エンタープライズ リソース プランニング (ERP) に焦点を当てたソリューションの多くは、プロジェクトの計画フェーズに長い時間がかかるため、実装を反復的に行った場合でも、ウォーターフォール手法に似ています。 顧客関係管理 (CRM) に焦点を当てたプロジェクトの多くは、反復的なアプローチを用いて、価値をすばやく示します。