Azure Blob Storage リソースの種類を検出する
Blob Storage には、3 種類のリソースがあります。
- ストレージ アカウント。
- ストレージ アカウント内のコンテナー
- コンテナー内の BLOB
ストレージ アカウント
ストレージ アカウントは、データ用の一意の名前空間を Azure 内に用意します。 Azure Storage 内に格納されるすべてのオブジェクトには、一意のアカウント名を含むアドレスが割り当てられます。 アカウント名と Azure Storage Blob エンドポイントの組み合わせによって、ストレージ アカウント内のオブジェクト用のベース アドレスが形成されます。
たとえば、ストレージ アカウントの名前が mystorageaccount の場合、Blob Storage の既定のエンドポイントは次のようになります。
http://mystorageaccount.blob.core.windows.net
Containers
ファイル システムのディレクトリと同じように、コンテナーを使用して BLOB のセットを整理できます。 ストレージ アカウントに含めることができるコンテナーの数には制限がなく、1 つのコンテナーに格納できる BLOB の数にも制限はありません。
コンテナー名は、コンテナーまたはその BLOB をアドレス指定するために使用される一意の URI (Uniform Resource Identifier) の一部になるため、有効な DNS 名である必要があります。 コンテナーに名前を付けるときは、次の規則に従います。
- コンテナー名の長さは 3 ~ 63 文字にする必要があります。
- コンテナー名は英文字または数字で始まり、英小文字、数字、ダッシュ (-) 文字のみを含めることができます。
- 2 つ以上の連続するダッシュ文字は、コンテナー名には使用できません。
コンテナーの URI は次のようになります。
https://myaccount.blob.core.windows.net/mycontainer
BLOB
Azure Storage では、3 種類の BLOB がサポートされています。
- ブロック BLOB には、テキストとバイナリ データが格納されます。 ブロック BLOB は、個別に管理できるデータ ブロックで構成されます。 ブロック BLOB は、最大約 190.7 TiB のデータを格納できます。
- 追加 BLOB は、ブロック BLOB と同様にブロックで構成されますが、追加操作用に最適化されています。 追加 BLOB は、仮想マシンのデータのログ記録などのシナリオに最適です。
- ページ BLOB には、最大 8 TB のランダム アクセス ファイルが格納されます。 ページ BLOB は、仮想ハード ドライブ (VHD) ファイルを格納し、Azure 仮想マシン用のディスクとして機能します。
BLOB の URI は次のようになります。
https://myaccount.blob.core.windows.net/mycontainer/myblob
または
https://myaccount.blob.core.windows.net/mycontainer/myvirtualdirectory/myblob