パーソナル化

完了

Power Apps はカスタマイズできることをご存知ですか? 組織内の各ユーザーは、メール アドレス、表示名、場合によっては写真などの ID 情報を持っています。 Power Apps は、User 関数を使用して、アプリ内にあるユーザーの Microsoft アカウント データをプルできます。

User 関数は、現在のユーザーに関する情報の レコード を返します。

プロパティ 説明
User().Email 現在のユーザーのメール アドレス
User().FullName 現在のユーザーの姓と名を含むフル ネーム
User().Image 現在のユーザーの画像

以下の例では、引き続き Contoso コーヒーメーカー アプリを使用していますが、編集可能な任意のアプリを使用して続行することができます。

User 関数を使用してパーソナル化を実行する

  1. [Home Screen] に 画像コントロールを挿入します。

  2. ヘッダー四角形の右上隅に画像を配置し、画面の右側と同じ高さにします。 ヘッダーの四角形内に収まるように空の画像のサイズを変更します。

  3. Image プロパティの、[式] (fx) 入力フィールドで以下を入力します。

    User().Image

    メモ

    組織に自分の画像がある場合は、自分の画像が表示され、ない場合はシルエットのプレースホルダーが表示されます。

  4. テキスト ラベルコントロールを挿入し、"Text" プロパティに次のように入力します。

    User().FullName

  5. テキスト ラベル コントロールを新しい画像コントロールの左側に配置します。

  6. 別の テキスト ラベル コントロールを挿入し、[Home Screen] の左下隅に配置します。

  7. Text プロパティで、次を入力します。

    User().Email

  8. ラベル コントロールの [コマンド バー サイズ] 入力フィールドを使用して、サイズとして 8 と入力します。

完了すると、アプリの [Home Screen] は次の画像のようになります。

アプリにはログインしているユーザーのカスタマイズされた情報が表示されます。 この情報はアプリ全体で使用できます。たとえば、Power Apps にユーザーのメールアドレスを送信させる場合、ユーザーがログインするとすぐにメールアドレスを送信するのに十分な情報が取得されます。

次のユニットでは、アプリの構築を開始できるさまざまなフォーム ファクターと、特定のモバイル プラットフォームでのアプリの外観を表示する方法について説明します。 次のユニットに進みましょう。