はじめに

完了

最新のアプリケーションは多くの場合、世界中のさまざまな場所に分散されている個別のコンピューターやデバイス上で実行される複数の部分で構成されています。 信頼性と速度の異なる複雑なネットワークが、これらのコンポーネントの間に存在する可能性があります。 このような分散アプリケーションの基本的な課題は、コンポーネントの間で信頼性の高い通信を行う方法です。

あなたは、世界的な自転車販売チェーンである Contoso Bicycles のクラウド開発者であるとします。 会社は、ユーザーが Web またはモバイル アプリから注文できるようにテクノロジをアップグレードしています。 注文は顧客が指定した場所の店に送られ、そこで店の従業員が注文を処理します。 注文がパーツから組み立てられ、出荷用に梱包されて、配送車両に積み込まれると、更新情報が顧客のモバイル アプリに送信されます。 さらに、配送車両が家に向かっている間、顧客は場所の更新情報を受け取ります。

Contoso Bicycles がかつて作成したオンライン注文システムでは、注文データは SQL Server データベースにすぐに格納されました。 各店舗では、その店舗の新しい注文を確認するために、会社の Web 注文イントラネット ページを手動で更新する必要がありました。 さらに、旅行シーズンやスポーツ イベント中の自転車の注文などのピーク時には、システムでデッドロックの例外とタイムアウトが頻繁に発生しました。 最終的に、システムには、支払いの集中処理や顧客の注文状態を追跡するどのような機能もありませんでした。

新しいより意欲的なプロジェクトのために、Contoso Bicycles はクラウド アーキテクトを採用しました。 会社は、注文の通信に分散アーキテクチャを使い始めることを計画しています。

このモジュールでは、需要のピーク時でも、信頼性の高いアプリケーションを構築するのに Azure Service Bus がどのように役立つのかを学習します。 また、Azure Service Bus により、そのアプリケーションへの機能の追加がどのように簡単になるのかについても学習します。 これらのレッスンを機能させるために必要な C# コードを記述します。 ここでは、Service Bus のキュートとピックを分散アーキテクチャで使用して、需要が高くなっても信頼性の高い通信を保証する方法を説明します。

学習の目的

このモジュールでは、次の方法を学習します。

  • 分散アプリケーションでの通信に Service Bus のキューまたはトピックを使用するかどうかを選択します。
  • Azure サブスクリプションで Azure Service Bus の名前空間を構成します。
  • Service Bus のトピックを作成し、それを使用してメッセージを送受信します。
  • Service Bus のキューを作成し、それを使用してメッセージを送受信します。