Power Platform が Microsoft 365 アプリおよびサービスと連携する方法について説明する
世界中の組織が Microsoft のテクノロジをエンタープライズ規模で使用しています。 Microsoft 365 はメールおよび生産性プラットフォームとしてよく使用されます。 SharePoint がドキュメント管理プラットフォームとして使用される場合もあります。 Microsoft 365 サービスは幅広く使用されているため、Power Platform を使用して Microsoft 365 サービスと直接やり取りすることで、より合理的なソリューションを作成できる組み込みのシナリオがいくつも存在します。
Power Platform には、Microsoft 365 サービスと連携するように設計された複数のコネクタが含まれています。
次に示すのは使用可能なコネクタのごく一部です。
Office 365 Outlook
Office 365 ユーザー
Excel
SharePoint
管理者、マネージャー、およびエンド ユーザーは、これらのコネクタを使用して生産性を高めることができます。 一般的なエンド ユーザーが 1 日に受信するメールは 100 通を超えることもあります。 こうした受信メールの多くにファイルが添付されていますが、添付ファイルは SharePoint サイトや OneDrive フォルダーなど、どこかに保存する必要があります。 Power Platform を使用すると、添付ファイル付きの受信メールがないか受信トレイを監視する Power Automate フローをユーザーが簡単に作成できます。 添付ファイルが検出されると、SharePoint 内の適切な顧客フォルダーが特定され、添付ファイルはそこに自動的に保存されます。 手動で行うと 1、2 分かかるこのプロセスが 1 日に 20 回から 30 回実行されている場合は、この説明だけで週に最大 2 時間節約できます。 これは、多くの例の 1 つにすぎません。
多くの組織がいまだに Microsoft Excel を使用して部門全体を管理しています。 Excel の数式機能とグラフやピボットテーブルなどの要素を作成する機能を使用すれば、マネージャーは日々の項目を簡単に追跡できます。 残念ながら、Microsoft Excel へのデータの取り込みは一般的に、さまざまなアプリケーションから Excel にデータをコピーして貼り付ける手動のプロセスです。 場合によっては、ユーザーがデータを手動で入力する必要があります。 一部の業界では、エンド ユーザーが Excel にデータを入力するだけの作業に週に 5 時間から 10 時間を費やしています。 Power Platform に用意されている個人生産性自動化ツールを使用すれば、このデータを取り込んで Excel に入力するプロセスをエンド ユーザーが自動化できます。 Power Automate デスクトップ フローは、ユーザーに代わってキー入力とマウスのクリックを模倣します。 これで、何分もかかっていたデータ入力タスクが数秒で完了し、ユーザーは空いた時間で他の項目を処理できるようになります。
以上は、Power Platform を Microsoft 365 アプリおよびサービスと一緒に使用できるさまざまな例の一部です。