はじめに

完了

あなたは、eShop という名前のオンライン小売業者のソフトウェア開発者であるとします。 この小売業者は、クラウドにネイティブなマイクロサービス ベースのアーキテクチャを使い、そのオンライン ショップには .NET を使っています。 このソリューションには、製品サービスと呼ばれる NET API が含まれます。 ストア サービスは、バックエンド製品 API を呼び出して、販売する製品の詳細を取得します。

このモジュールで焦点を当てる "回復性" は、アプリケーションまたはサービスで問題を処理するための機能です。 回復性は、ユーザーへの影響を最小限に抑えながらアプリをフォールト トレラントにするのに役立ちます。 次のような回復性のアプローチを調べます。

  • コードベースのアプローチの使用
  • インフラストラクチャベースのアプローチの使用

アプリを変更して、マイクロサービスにいくつかのコードベースの回復性処理ポリシーを含めます。 また、Azure Kubernetes Service (AKS) のデプロイを再構成して、インフラストラクチャベースのソリューションを実装します。

このモジュールでは、お使いの Azure サブスクリプションを使用してリソースをデプロイします。 Azure サブスクリプションをお持ちでない場合は、開始する前に 無料アカウント を作成してください。

重要

Azure サブスクリプションでの不要な料金請求を避けるために、このモジュールが完了したら、Azure リソースを削除することを忘れないようにしてください。

開発コンテナー

このモジュールには、開発コンテナー (または "dev コンテナー") を定義する構成ファイルが含まれています。 開発コンテナーを使うと、必要なツールで事前に構成された標準化された環境が保証されます。

開発コンテナーは、2 つの環境のいずれかで実行できます。 開始する前に、次のいずれかのリンクの手順に従って環境を設定してください (Docker や必要な Visual Studio Code 拡張機能のインストールなど)。

学習の目的

このモジュールでは、次のことを行います。

  • 基本的な回復性の概念を理解する。
  • 回復性戦略を備えていないマイクロサービスの動作を確認する。
  • 1 つのマイクロサービスに HTTP 要求のエラー処理コードを実装する。
  • インフラストラクチャベースの回復性ソリューションを AKS クラスターにデプロイする。

前提条件

  • C# と .NET の開発に関する初級レベルの知識。
  • RESTful サービスの概念に関する知識。
  • コンテナーと AKS の概念に関する中級レベルの知識。
  • GitHub Codespaces または Visual Studio Code で開発コンテナーを実行する能力。