診断ログを管理する

完了

診断ログを使用すると、Azure AI サービス リソースの豊富な運用データを取り込むことができます。これは、サービスの使用状況の分析や問題のトラブルシューティングに使用できます。

診断ログ ストレージのリソースを作成する

AI サービス リソースの診断ログを取り込むには、ログ データの出力先が必要です。 Azure Event Hubs を出力先として使用して、そこからデータをカスタム テレメトリ ソリューションに転送することができます。また、一部のサードパーティ ソリューションに直接接続することもできます。ただし、ほとんどの場合、Azure サブスクリプション内で次の種類のリソースのいずれか (または両方) を使用します。

  • Azure Log Analytics - Azure portal 内のログ データのクエリと視覚化を可能にするサービスです。
  • Azure Storage - ログ アーカイブを格納するために使用できるクラウドベースのデータ ストア (必要に応じて他のツールで分析するためにエクスポートできます)。

AI サービス リソースの診断ログを構成する前に、これらのリソースを作成する必要があります。 ログ データを Azure Storage にアーカイブする予定である場合は、AI サービス リソースと同じリージョンに Azure Storage アカウントを作成します。

診断設定を構成する

ログの出力先が用意できたら、AI サービス リソースの診断設定を構成できます。 診断設定は、Azure portal の AI サービス リソースのブレードの [診断設定] ページで定義します。 診断設定を追加するときは、以下を指定する必要があります。

  • 診断設定の名前。
  • キャプチャするログ イベント データのカテゴリ。
  • ログ データの格納先の場所の詳細。

次の例の診断設定では、入手されるすべてのログ データとメトリックが Azure Log Analytics と Azure Storage に格納されます。

A screenshot of diagnostic settings for an Azure AI services resource.

Azure Log Analytics でログ データを表示する

診断データの格納先への送信が始まるには 1 時間以上かかることがありますが、データがキャプチャされると、次の例に示すようにクエリを実行して Azure log Analytics リソースで表示できます。

A screenshot of an Azure log Analytics query returning diagnostic data logged for an Azure AI services resource.

Note

詳しくは、Azure AI サービス ドキュメントの「Azure AI サービスの診断ログを有効にする」を参照してください。