Microsoft Teams のネットワーク ポートとプロトコルを構成する

完了

Microsoft Teams を含む Office 365 クラウドベース サービス使用するすべてのクライアントは、Office 365 エンドポイントに接続する必要があります。 Office 365 エンドポイントとは、インターネット上の Office 365 トラフィックの宛先 IP アドレス、DNS ドメイン名、URL の集まりのことです。

さまざまな Office 365 デバイスが、スイッチ、ルーター、プロキシ サーバー、ファイアウォールなど、さまざまなネットワーク パスとネットワーク機器を介して Office 365 サービスに接続します。 Office 365 クラウドベース サービスのパフォーマンスを最適化するには、ネットワーク管理者は Office 365 エンドポイントの要件に応じてネットワーク機器を構成する必要があります。

Teams の場合、クライアントからインターネットへの TCP ポート 80443、UDP ポート 3478 から 3481 を解放する必要があります。 TCP ポートは、SharePoint、Exchange Online、Teams Chat サービスなどの Web ベースのコンテンツに接続するために使用されます。 プラグインとコネクタも、これらの TCP ポートを介して接続します。 4 つの UDP ポートは、オーディオおよびビデオなどのメディアのために使用され、それらのフローが正常に行われるようにします。

シナリオ 送信元 IP/ポート 宛先 IP/ポート
非リアルタイム トラフィック クライアント IP/上位ポート Office 365 / 80, 443 TCP
リアルタイム メディア トラフィック クライアント IP / 50,000-50,059 UDP トランスポート リレー / 3478-3481 UDP

Office 365 IP アドレスと URL の変更管理

Office 365 エンドポイントは定期的に変更されます。 これらの変更を管理しなかった場合、Office 365 で新しい IP アドレスまたは URL が追加されたにもかかわらずファイアウォール チームに通知されていないため、その後ユーザーがブロックされたりパフォーマンスが低下したりする可能性があります。

エンドポイントのデータは、毎月初めに更新され、アクティブになる 30 日前に新しい IP アドレスと URL が公開されます。 サポートの拡大、セキュリティ上の問題、その他の緊急な運用要件に対処する為に必要な場合にも、その月の間にエンドポイントを更新する可能性があります。 変更通知は、RSS フィードまたは Office 365 IP アドレスと URL の Web サービスを使用して取得できます。

Office 365 IP アドレスと URL の Web サービスを使用した変更通知

Office 365 IP アドレスと URL Web サービスを使用して、変更通知を取得できます。1 時間に 1 回 /version Web メソッドを呼び出して、Office 365 に接続するために使用しているエンドポイントのバージョンを確認することをお勧めします。使用中のバージョンと比べて、このバージョンが変更されている場合は、/endpoints Web メソッドから最新のエンドポイント データを取得する必要があります。また、必要に応じて、/changes Web メソッドから差分も取得します。検出されたバージョンに変更がない場合は、/endpoints および /changes Web メソッドを呼び出す必要はありません。

RSS フィードを使用した変更通知

Office 365 IP アドレスと URL の Web サービスでは、Outlook で登録できる RSS フィードが提供されています。Office 365 サービス インスタンス固有の各ページに、IP アドレスと URL の RSS URL へのリンクがあります。

Power Automate を使用した変更通知および承認確認

Power Automate を使用しても、Office 365 のネットワーク エンドポイントに変更があったときに、電子メールで通知し、必要に応じて、変更の承認プロセスを実行するフローを作成することが可能です。確認が完了したら、ファイアウォールとプロキシ サーバーの管理チームに、自動的に電子メールで変更を通知するように設定できます。

詳細については、以下を参照してください。