ボイスメールの計画
このモジュールのこのセクションは、組織内のすべてのユーザーにクラウド ボイスメールを構成する Microsoft 365 または Office 365 管理者向けです。
注:
クラウド ボイスメールは、Exchange にのみボイスメール メッセージを預託することをサポートしており、サード パーティのメール システムはサポートしていません。
委任者の代わりに代理人が通話に応答した場合、Cloud ボイスメールでは通知を使用できません。 ユーザーは、不在着信の通知を受け取ることができます。
Teams ユーザーのクラウド ボイスメール
Teams ユーザーの場合、クラウド ボイスメールは自動的に設定およびプロビジョニングされます。 クラウド ボイスメールには Teams Phone Standard ライセンスは必要ありません。
Exchange Server メールボックス ユーザーのクラウド ボイスメールを設定する
次の情報は、Teams Phone 用にオンラインで Exchange Server にメールボックスを持つユーザーと連携するようにクラウド ボイスメールを構成する方法について説明します。
電話システムでオンラインであるが、Exchange Server にメールボックスがあるユーザーの場合、ボイスメール メッセージは、Exchange Online Protection を介してルーティングされる SMTP 経由でユーザーの Exchange メールボックスに配信されます。 これらのメッセージの正常な配信を有効にするには、Exchange サーバーと Exchange Online Protection の間で Exchange コネクタが正しく構成されていることを確認します。
Microsoft Teams クライアントでのグリーティングやビジュアルボイスメールのカスタマイズなどのボイスメール機能を有効にするには、Microsoft 365 または Office 365 から Exchange Web サービスを介した Exchange サーバー メールボックスへの接続が必要です。 この接続を有効にするには、新しい Exchange Oauth 認証プロトコルを構成するか、Exchange 2013 CU5 以降から Exchange ハイブリッド ウィザードを実行する必要があります。 さらに、Skype for Business Online と Exchange サーバー間の統合と Oauth を構成する必要があります。
組織内で保護されたボイスメールを有効にする
誰かが組織内のユーザーにボイスメール メッセージを残すと、ボイスメールはメール メッセージの添付ファイルとしてユーザーのメールボックスに配信されます。 メール フロー ルールを使用してメッセージの暗号化を適用すると、それらのボイスメール メッセージが他の受信者に転送されるのを防ぐことができます。 保護されたボイスメールを有効にすると、ユーザーは、ボイスメール メールボックスに電話するか、Outlook、Outlook on the web、Android または iOS 用の Outlook でメッセージを開くことで、保護されたボイスメール メッセージを聞くことができます。 保護されたボイスメール メッセージを Skype for Business で開くことはできません。
保護されたボイスメールを設定するには、次の手順を実行します。
https://admin.microsoft.com に移動し、グローバル管理者権限を持つアカウントを使用してサインインします。
[すべて表示] を選択し、[管理センター]>[Exchange] の順に移動します。
Exchange 管理センターで、[メール フロー]>[ルール] を選択します。
[ +追加] を選択し、[ Office 365 メッセージの暗号化と権限保護をメッセージに適用する] を選択します。
新しいメール フロー ルールの名前を指定し、[このルールを適用する場合] で [メッセージのプロパティ] を選択>メッセージの種類>Voicemail を含めます。 [OK] を選択します。
[次の操作を行う] で、[メッセージに Office 365 Message Encryption と権利保護を適用する] を選択し、[いずれかを選択] を選択します。 [RMS テンプレート] で [転送不可] を選択します。 [OK] を選択してから [保存] を選択します。