Python の演算子とは
一般的に、数値演算には、加算、減算、乗算、除算という 4 つの主要な演算があります。 Python は、これら 4 つの演算子とその他いくつかをサポートしています。 プログラムで使用する最も一般的な演算子について説明します。
加算
Python では、加算を示すのに +
を使用します。 2 つの数字の間に +
を用いると、それらが加算され、合計値が得られます。
answer = 30 + 12
print(answer)
出力: 42
Note
演算子は、リテラル数値 (42
など) や変数を使っても同じように動作します。
減算
同様に、Python では減算に -
を使用します。 2 つの数字の間に -
を用いると、その 2 つの数値が減算され、差が得られます。
difference = 30 - 12
print(difference)
出力: 18
乗算
Python では、*
は乗算演算子です。 2 つの数値の積が得られます。
product = 30 * 12
print(product)
出力: 360
除算
最後に、除算に /
を使用します。 これにより、2 つの数値の商が得られます。
quotient = 30 / 12
print(quotient)
出力: 2.5
除算を行う
仮に、秒数を分と秒に変換して表示させる必要があるとします。
seconds = 1042
最初のステップは、1042
秒の分を求めることです。 1 分間は 60
秒なので、60
で割ると 17.3666667
という回が得られます。 知りたい数値は 17
だけです。 "切り捨て除算" と呼ばれるものを使用すると、常に切り捨てることができます。 Python では //
を使用して切り捨て除算を行うことができます。
seconds = 1042
display_minutes = 1042 // 60
print(display_minutes)
出力: 17
次のステップは、秒数を求めることです。 この数は 60
で割った 1042
の剰余です。 剰余を求めるには、Python では %
となっている剰余演算子を用います。 1042 / 60
の剰余は 22
で、これが剰余演算子で得られるものです。
seconds = 1042
display_minutes = 1042 // 60
display_seconds = 1042 % 60
print(display_minutes)
print(display_seconds)
17
22
演算の順序
Python では算術演算の順序が尊重されます。 演算の順序とは、式が以下の順序で評価されることを意味します。
- かっこ
- Exponents (指数)
- 乗算と除算
- 加算と減算
他の演算の前に、かっこがどのように評価されるかに注目してください。 括弧を使用することで、コードを予測可能な方法で実行できるようになり、コードの読み取りと管理が容易になります。 そのため、無くても演算の順序が同じように評価される場合でも、かっこを使用するのがベスト プラクティスです。 次の 2 行のコードでは、2 行目の方が、どの演算が最初に実行されるかが括弧で明確に示されているため、より理解しやすくなっています。
result_1 = 1032 + 26 * 2
print(result_1)
result_2 = 1032 + (26 * 2)
print(result_2)
答えはどちらの場合も同じで、1084 となります。